2024.09.05

CARS

好評の限定車、グランドツーリング・リミテッドがアウディA8に復活 今度はPHEVもラインナップ

2018年に日本に上陸した、アウディの最上級セダンである「A8」の現行モデルは、2022年4月にビッグマイナーチェンジを実施。内外装のリフレッシュやパワートレインに48Vマイルド・ハイブリッドを採用するなどの改良が行われている。

2021年5月以来の導入

2024年8月20日に発売された特別仕様車の「A8グランドツーリング・リミテッド」は、2021年5月にも導入されており、A8のキャラを研ぎ澄ませた仕様や装備が高く評価され、発表後まもなく完売している。



PHEVを新規設定

今回のモデルは、前回の基本コンセプトを守りながら、装備をさらに充実させたのが特徴だ。さらに「A8 55 TFSIクワトロ」のほかに、新たにプラグインハイブリッド(PHEV)の「60 TFSI e クワトロ」をベースにしたモデルが設定されたことで選択肢が拡大したのも朗報だ。

55 TFSIのパワートレインは、3.0リッターV6ターボで、最大出力340ps(250kW)、最大トルク500Nmを発生。組み合わされるトランスミッションは、8段ATだ。

PHEVの60 TFSI e クワトロは、このエンジンにモーターが組み合わされる。4つのドライビング・モードのうち「EV」モードを選択すると最大航続距離54km(WLTCモード)」のEV走行が可能になる。



快適装備とスポーティな外装

両モデルの特別装備として、「コンフォート・パッケージ」、パノラマサンルーフ、23スピーカーの「バング&オルフセン3Dアドバンスト・サウンドシステム」を装着。さらにエクステリアは、「Sライン・スタイリング・パッケージ」、「ブラック・アウディ・リング&ブラックスタイリング・パッケージ」と、アウディ・スポーツ製で9J×21インチのブラック10スポーク・スターデザイン・アルミホイール、265/35R21タイヤを装着することで、A8のスポーティさと精悍なイメージをより強調させている。

さらに、55 TFSIクワトロ・ベースのモデルには、快適性を高めるコンフォート・センターアームレスト(前席)と、シート・ベンチレーション・マッサージ機能(前後席)、通常のアダプティブ・エア・サスペンションよりも車高を10mm低く設定するアダプティブ・エア・サスペンション・スポーツが特別装備される。ボディ・カラーは、アウディRSモデルに採用されてきたアウディ・エクスクルーシブ・カラーの「スズカ・グレーメタリック」で特別にペイントされている。

60 TFSI e クワトロ・ベースのモデルには、スポーティなテイストの内装に仕立てた「Sライン・インテリア・プラスパッケージ」と「ヘッドライニング・ブラック・ダイナミカ」を装着。ボディ・カラーは、「セブリング・ブラック・クリスタル・エフェクト」が特別に採用された。

価格は、30台限定の55 TFSIクワトロ・ベースが1567万円、10台限定の60 TFSI e クワトロ・ベースが1608万円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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