2024.12.12

CARS

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「我が家はみんなイギリス好き」初代から3台を乗り継ぐ大谷さんの家族のディスカバリー物語 【誕生35周年企画「私のディスカバリー ストーリー」 episode 2】

2019年型ディスカバリーHSE Td6と大谷さんファミリー。ディスカバリーは家族3人のお気に入りだ。

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1989年の登場以来、オーナーとともに数々の冒険ストーリーと発見の旅を繰り広げてきたディスカバリーの誕生35年周年を祝うアニバーサリー・プログラム「私のディスカバリー ストーリー」。2回目の今回は、2019年型のHSE Td6に乗る大谷英介さんの家族のストーリーを紹介する。

出会いは結婚前のイギリス旅行

「ディスカバリーって理屈じゃないんです。初代、3代目、5代目と乗りましたが、どれもディスカバリーなんですよ。形は違うけど同じなんです。ゆったりした動きとか、乗っていて心にゆとりができるところとか」



2019年型のランドローバー・ディスカバリーHSE Td6に乗る大谷英介さんは、ディスカバリーの魅力をそう話す。そんな大谷さんがディスカバリーに乗るきっかけは、まさに“イギリス”だった。

「免許を取ってから国産のスポーティーカーに乗っていたんですが、ある時自動車雑誌の特集に感化されてローバー・ミニに転向したんです。クルマがシンプルなので自分で手を加えることを覚えて、ツインキャブにしてオーバーサイズのピストン、ハイカムを入れてと、結構手を加えましたね」



元々興味はあったが、ミニに乗るようになってから益々イギリス好きになると新婚旅行は奥さんのひろみさんとロンドンへ。さらにその数年後にはもっと深く知りたいとイングランドの田舎をまわる旅に出かけた。

「“くまのプーさん”って、作者のアラン・アレクサンダー・ミルンが、1人息子のクリストファー・ロビン・ミルンのために書いたお話なんですけど、サセックス州の田園地帯にあるアッシュダウンの森というところが、物語の舞台なんです。決して大きな村じゃないんだけど、物語に出てくる橋があったり、木があったりして。その後はレンタカーを借りてコッツウォルズを1周回って……もう30年も前の話です」



運命の出会いが待ち構えていたのはその時だ。

「宿泊したB&Bのご主人がディスカバリー1に乗っていたんです。それをちょっと借りて乗った時にうわーって衝撃が走った! どこかミニに通じるところを感じて、このクルマをイジったら楽しそうだなと。以来、脳裏から離れなくなってしまって……」

そういって大谷さんが取り出したのは1枚の紙焼きの写真。すっかり色褪せてしまったところに30年の月日が感じられるが、そこには楽しそうな表情を浮かべる若き日のお二人と、件のディスカバリーの姿がはっきりと写っていた。



「その存在は知っていましたが“プアーズ・レンジ”と呼ばれていても値段が高くて手が出なかった。そうしたら円高ポンド安で価格が改定されて買えるようになったんです」

子供が生まれた年に乗り換えたディスカバリー3

こうして1997年型のディスカバリー1を手にいれた大谷さんは、ミニでの経験を活かし、ディスカバリーのエンジン・オイル、ATフルードの交換はもちろん、ショックアブソーバーの交換などのモディファイまで自分の手で行って楽しんだ。そして8年間、8万kmにわたりディスカバリー1との生活を楽しんだ後で、2005年に次なる愛車として手に入れたのが登場まもないディスカバリー3だった。



「ディスカバリー1は壊れないし、まったく不満もなかったんですけど、3になって大きく変わった新鮮さがあったからかな?  9月に買ったんですが、その年の5月に娘の芽以が生まれて、居住性を含めて良いなと思ったというのも理由でした」

そしてここでも大谷さんの“DIY”精神は大いに発揮されることとなる。

「もちろんメンテナンスは自分でやりました。そうそう、足回りからゴツゴツ音が出た時には自分で交換しましたよ。ロアアームのブッシュが手に入ったので、自分で打ち替えて。これはすごく大変でした。そのためにいろんな工具を買い揃えて、却って高くつきました(笑)」

その時のことをひろみさんもよく覚えている。

「毎週日曜になるとウチの前の駐車場でコツコツやってましたね。そもそもすごく器用なんです。家のものもなんでも直したり、作ったりしちゃうし。業者さんがいらないくらい(笑)」



ディスカバリー3が来てからは、親子3人で軽井沢へのキャンプ、蓼科へのスキーをはじめ、結婚前からの定番である葉山の一色海岸へのドライブなど毎週のように出かけていたという大谷さん一家。そしてディスカバリー愛が募った結果、みんカラで“DISCO 1・2・3”というグループを立ち上げ、オフ会などを積極的に開催するまでになったそうだ。

「95名のメンバーがいて、毎回札幌から福岡まで多くのメンバーが駆けつけて、5~10台ほど集まってキャンプやBBQ、あと山梨にあったランドローバー・エクスペリエンスにも行きましたね。もう家族ぐるみのお付き合いという感じで林道をコンボイしたり、キャンプ中に大雨に降られて車中泊したり、楽しかったなぁ」

新しい方が形がいい

そして様々な思い出とともにディスカバリー3と14年間、約10万kmを過ごした後、2019年に現在の愛車、ディスカバリーHSE Td6へと乗り換える。



「新型は洗練されてる中に、これまで乗り継いできたディスカバリーと同じで無骨な血をひいてるなって感じがします。ディーゼル・エンジンは初めてなのですが、パワーもあるし、音も静かで良い。乗り味も気に入っています。買う際にランドローバー以外のクルマはまったく候補に入らなかったですね。娘も気に入ってますし」

「前のクルマも良かったけど、新しい方はやっぱりディスカバリーなんだけど形がいいです。こっちの方が“高見え”するし(笑)」

と、芽以さんもお気に入りの様子。そう聞いてひろみさんもウンウンと頷く。





「私もすごく気に入ってます。デザインも好きだし。前のカクカクした形もアウトドアっぽくてカッコよかったけど、今のは娘が言うように高級感がありながら、昔のイメージが残ってるのがいいですね」

すでに4万5000kmほどを走破したというディスカバリー5だが、シリコンシルバーとブラックの2トーンのボディは新車のようにピカピカ。ベージュホワイトのレザーインテリアも使用感がないほど綺麗に使われており、愛情のほどがうかがえる。

「家族全員一致でシリコンシルバーの外装色を選びました。内装色とともに大正解だったと思っています。昔のディスカバリーは、へこんでも傷ついても似合うクルマで、逆にそこがカッコいいと思ったこともあったけど、今のは似合わないですね。そこが少し寂しい気もしますが、時代には合っている。今日も朝5時に起きて洗車しましたよ」



ディスカバリーに乗るようになってから、ハケットのスーツを好んで着るようになったり、自宅のカーテンをリバティ柄にしたり、ご家族でよりイギリスの物や文化に親しみを持つようになったという大谷さんに、改めてディスカバリーを選び続ける理由を聞いてみた。

「これまで3世代を乗り継いできて思うのは、このカテゴリーはランドローバーが切り開いてきた。SUVはたくさんあるけど専業はランドローバーだけだと思うんです。本物だからこそクルマに詳しくない娘でも遠くから“あ、仲間じゃん!”ってわかる。なかでもディスカバリーは特別で、その存在感、デザイン力は凄いと思います。本当に理屈じゃないんです。ずっと一緒でしたから。結婚してからも、子供が生まれてからも。ラグジュアリーで時には荒々しくもあり、家族みんなを力強く包み込んでくれる。だからディスカバリーがある限り、ディスカバリーを選んで乗り続けたいと思っています」

◆ディスカバリー誕生35周年記念サイト

文=藤原よしお 写真=望月浩彦



(ENGINEWEBオリジナル)

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