2025.02.07

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アンダー100万円の“価格を超えた価値ある時計” 細田雄人のイチオシは、パネライのラジオミール

エンジン時計委員、細田雄人のイチオシ パネライ ラジオミールオフィチーネ 81万4000円

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エンジン時計委員会が理性と情熱で熟考チョイス。アンダー100万円の“価格を超えた価値ある時計”はこれだ!「時計愛&好!」では人後に落ちないENGINE時計委員8名が、「自信をもって推せる、あるいは自分で買いたい」100万円以下のタイムピースを厳選。今回のイチオシはパネライのラジオミールだ。

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エンジン時計委員、細田雄人のイチオシ
パネライ ラジオミールオフィチーネ
81万4000円

「ラジオミール」の原点となった1935年のプロトタイプに立ち返ってデザインをリニューアル。ケースは大型で、ダイアルはサンドイッチ構造ではなく、コレクション初のマットな質感のブラウンカラーにベージュのスーパールミノバを施した数字とインデックスを配置。計算されたヴィンテージルックと同様にムーブメントも手巻きを搭載する。パワーリザーブ3日間。ステンレススティール、ケース直径45mm、10気圧防水。Eブティック限定。

ポリッシュ仕上げのケースに円錐形リュウズを装備し、ダークブラウンのレザーストラップを組み合わせる。問い合わせ=オフィチーネ パネライ Tel.0120-18-7110

これでいいんだよ、これがいいんだよ!


目星をつけていた時計が、昨今の物価高&円安によるダブルパンチでことごとく、予算オーバー。半年前だったら選べたのに……なんて落ち込む中、ベーシックラインとはいえ「ラジオミール オフィチーネ」がこの金額で販売されることはむしろ驚きだ。

このツボを押さえた構成を見てほしい。パネライらしさを持った手巻きのCal.P6000を搭載し、ケースバックはシンプルなソリッド。ケースから伸びる古典的なワイヤーラグ。そして、時刻に係る要素以外は極力排した文字盤。小技なんて必要ない、パネライというアイコンが持つ魅力をありのままに伝える姿勢がなんとも素敵だ。

なお、今なら2針のレギュラーモデルと3針の限定モデルから好みの方を選べる。個人的な話をするならば、この手の時計であれば基本的には2針に食指が動くが、今作に関してはスモールセコンド付きで文字盤にニュアンスのある3針のPAM01385により興味が引かれた。「これでいいんだよ」ウォッチの最右翼だ。

文=細田雄人

(ENGINE2025年2・3月号)

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