2025.01.19

CARS

マツダCX-5をピックアップ・トラックのNASCARレーサーに学生たちがカスタマイズ

東京オートサロン2025の国際情報工科自動車大学校(通称:wiz)のブースで見かけたのが、昔懐かしいレナウン・カラーをまとったピックアップ・トラック。マツダCX-5をベースに、オートサロンではお馴染みの自動車専門学校の学生が手掛けたカスタマイズ・モデルだ。

wiz × MAZDA CX-VISION

「wiz × MAZDA CX-VISION」(ウィズ×マツダCXヴィジョン)と名付けられたこのモデル。最初に見たときはマツダのピックアップ・トラックの「BT-20」をベースとしたNASCAR(ナスカー)仕様かと勘違いした。



懐かしのレナウン・カラー

まず目に付いたのがそのカラーリング。マツダがル・マン24時間レースで優勝した際のスポンサーだったレナウンのカラーそのもの。マツダ車にとって、このカラーリングは栄光のレーシング・カラーなのである。そしてもちろん車体形状。日本では販売されていないが、アジアや北米ではマツダはBT-20というピックアップ・トラックを発売(いすゞD-MAXのOEM供給モデル)している。パッと見た目はそれにそっくりなのである。

NASCARと聞いてピンとこない方も多いだろう。NASCARとはアメリカで行われているレース・シリーズで、そのカテゴリーのなかにはピックアップ・トラックのクラスもあり人気を博している。ピックアップ・トラックはアメリカではパーソナルユースのクルマとして大きな人気を博していて、自分の乗っているクルマがハイスピードで競争する姿に多くのファンが興奮するというわけだ。



Bピラー以降を変更してトラック化

「wiz × MAZDA CX-VISION」はCX-5をベースにオリジナルのエアロパーツを装着。全幅を155mmワイド化、ホイールベースはそのままだが全長は40mm延長されている。Bピラー以後は新しく製作された部分でフラットな荷台を持つ。テールライトはトヨタ・ハイラックスのものが用いられる。

MLJのデイトナ55ホイールにホワイトレターのダンロップ・タイヤもNASCXARらしさを強調。NASCARのレギュレーションに倣ってドアは装着されず。運転席にはセーフティ・ネットを装備。内装はスパルコのREV-J-QRTシート、モモのMOD N38 G2ステアリングなどを装着し上々の雰囲気となっていた。



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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