エンジン時計委員会が理性と情熱で熟考チョイス。アンダー100万円の“価格を超えた価値ある時計”はこれだ!「時計愛&好!」では人後に落ちないENGINE時計委員8名が、「自信をもって推せる、あるいは自分で買いたい」100万円以下のタイムピースを厳選。今回のイチオシは35mmサイズが魅力のレイモンド ウェイルだ。
エンジン時計委員、野上亜紀のイチオシはこれだ!
レイモンド ウェイル ミレジム 35 センターセコンド
28万6000円
ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ(GPHG)2023のチャレンジウォッチ賞で注目を浴びる「ミレジム」の新作は、誰でも着けやすいミディアムサイズの中3針モデル。時・分・秒の目盛りを分けた戦前のセクターダイアルと各セクターの繊細な仕上げ分け、ボックス型サファイアガラスなどで巧みに演出されたヴィンテージルックが味わい深い。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径35mm、5気圧防水。
![ケース同様に2種類の仕上げを施した5連ステンレススティールブレスレット仕様も展開する。30万8000円。](https://images.engineweb.jp/media/article/3351472/images/16a09813268eedcb99ddd602f7122b03a554b16d.jpg?w=1200)
日々を共にしたい“ネオ・ヴィンテージ”
もっと毎日気軽に着けられる時計が欲しい、とたまに思うことがある。そんな中、ずっと「ミレジム」を気にしていた。ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ2023での受賞やコスパの良さが話題のミレジムだが、コレクションの特徴であるセクターダイアルなどのヴィンテージ調の意匠がツボでありつつも、実際に着けるとなると自分には少し大きいかな、と断念していた。ゆえにこの直径35mmのセンターセコンドモデルを目にしたときには、やった!と思わず声が漏れた。男性にとってはよりヴィンテージライクに映えるサイズ感であり、センターセコンドのシンプルな佇まいも、異なる仕上げで表情をつけた文字盤の中に際立つ。同モデルにはラボグロウンダイヤモンド使用のデニムブルーダイアルもあり、貴石セッティングはベゼルではなくあえてラグのみ。この控えめな輝きは、実は男性にもおすすめしたいと思っている。今秋にはムーンフェイズ、クロノグラフも登場した。広がりゆくミレジムの世界に胸が高鳴る。
(ENGINE2025年2・3月号)
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