エンジン時計委員、本間恵子のイチオシ アイクポッド ホロポッド 30thアニバーサリーエディション 59万9500円
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エンジン時計委員会が理性と情熱で熟考チョイス。アンダー100万円の“価格を超えた価値ある時計”はこれだ!「時計愛&好!」では人後に落ちないENGINE時計委員8名が、「自信をもって推せる、あるいは自分で買いたい」100万円以下のタイムピースを厳選。今回のイチオシは斬新なデザインのアイクポッドだ。
エンジン時計委員、本間恵子のイチオシ
アイクポッド ホロポッド 30thアニバーサリーエディション
59万9500円
アドリアン・ビュッシュマンのデザインにより、スイスメイドのアイクポッドとして復活したブランドの最新作は、第2世代(Gen2)をベースにして、滑らかな丸みを帯びた独特のケースを46mmから44mmにサイズダウン。自動巻き。チタン、ケース直径44mm、5気圧防水。6色の文字盤が揃うレギュラーモデルも59万9500円。
![](https://images.engineweb.jp/media/article/3351474/images/7fe337a2cd3679a8e73b77969979c6af22b386f3.jpg?w=1200)
唯一無二のアイコニック・デザインは買い!
10年近く前、アップルウォッチをひと目見て「うわこれマナティーじゃん」と筆者は思った。
アップルウォッチも、アイクポッドの「マナティー」もデザインしたのは同じ人。マーク・ニューソンだ。
アイクポッドは1994年に起業した時計ブランドで、エッジィなデザイン(いろんなことが当時の高級時計の常識から外れていた)で旋風を巻き起こした。
その後ブランドは2度休眠し、マークが完全に離れたため命運も尽きたかと思われたが、2019年に再起動。
デザインのテイストは保持しつつ、コストを劇的に削減した廉価なラインアップで再々度注目を集めたのだ。
そんなこんなでわりと激動だったこのブランドも創業30周年。アニバーサリーエディションは、かつて人気を誇ったコレクション「Gen2」をベースにし、休眠前から同社に保管されていたデッドストックのETAの自動巻きムーブメントを搭載している。
デザインコンシャスな諸兄なら、これはもう買いでしょ。
文=本間恵子
(ENGINE2025年2・3月号)
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