2025.01.26

CARS

このクルマのベースモデルは一体何か? ポルシェのスピードスター風を彷彿させるカスタマイズ・モデル

東京オートサロン2025に出展されていた「ポルシェ356スピードスター」風のカスタマイズ・モデル。このクルマはまさかのK11型2代目日産マーチがベースなのである。しかし、考えてみれば初代マーチ(K10型)は「Be-1」や「フィガロ」、「パオ」などのベースになったのだから、やはりマーチは素晴らしい存在なのだ。

実は2016年以来の再出品

などと勝手に自分で納得しつつ、クルマを紹介していこう。実はこのモデルは今回が初出展ではなく、2016年に一度展示したモデルを再塗装したものだという。淡いブルーに塗られた低く丸いボディ、そして申し訳程度に取り付けられたウインド・スクリーン。クルマ好きのハートをわしづかみにする要素を十分過ぎる備えたクルマなのだ。



色々なモデルのパーツを賢く再利用

「マーチ718スピードスター」と名付けられたこのモデルはアイディアのかたまりだ。クルマの表情を決めるヘッドライトは「フォルクスワーゲン・ニュービートル」のもの。テールランプには船舶などに使われることがある汎用品が用いられた。ステアリングとシフト・ノブは「日産パオ」、メーターはヤマハのオートバイである「SR400」、シートは「ダイハツ・ミラ」のリア・シート、極めつけはホイールでなんと日産マーチのスペア・タイヤ(テンパー・タイヤ)用のものを使っている。タイヤはMOMOでサイズは155/65R14。エンブレムまでポルシェ風に仕上げている。

それにしてもウインド・スクリーンが低いクルマというのは、どうしてクルマ好きをこんなにもワクワクさせるのであろうか?



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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