2025.01.17

CARS

今秋発売の新型ホンダ・プレリュードは新しい制御技術を盛り込んだハイブリッドを搭載

ホンダは東京オートサロン2025で新型プレリュードのプロトタイプを公開した。

純白からブラックへ

登場すれば6代目となる新型が初めて姿を現したのは2023年のジャパン・モビリティ・ショー。そのときは「プレリュード・コンセプト」という名称で出品され、ボディ・カラーは純白だったが、今回は一転、シックなブラックメタリックに身を包んでの登場となった。



空力パーツを変更

ボディは外板パネルに目立った変化はないものの、フロント・バンパーの左右下部にカナード・タイプの空力パーツが追加されていた。また、リアに回ると、新造型のリア・ウイングが確認できる。モビリティ・ショーでは左右だけがウイング風に立ち上がった形状のリップ・スポイラーだったが、今回は完全なウイング・タイプとなった。

今回の展示車はカスタマイズ・モデルという説明だったが、今年の秋という発売時期を考えると、この形状にかなり近いものが、グレードによっては標準、もしくはオプション・パーツとして用意されるのではないかと推測される。



五感に訴えかける新機軸

プレスカンファレンスでは、メカニズムについても言及された。パワートレインは、大出力モーターを備えたハイブリッドで、動力性能と燃費性能を共に高める。さらに、五感に訴えかける操縦の楽しさを求め、ホンダSプラスシフトと銘打った制御技術が導入されるという。

ホンダSプラスシフトについて、「エンジン回転数に応じた迫力のあるサウンドで、ドライバーの高揚感をかき立てるとともに、鋭いシフト・フィーリングを実現。メーターとも連動し、クルマとの一体感を増幅するホンダ・ハイブリッド・システムならではの、新しい制御です」と、オートサロンでの発表時に壇上に立った統合地域本部日本統括部長の高倉記行氏はコメント。有段ギアのような変速フィールや、ドライバーの操作に対するダイレクトなレスポンスをもたらすというホンダSプラスシフトは、プレリュードを皮切りに、次世代e:HEV搭載車の全機種に順次展開されるという。

新型プレリュードには「カーボンニュートラルの時代においても、自動運転が普及していく過程においても、操る喜びを追求し続け、継承していく」というホンダの決意が込められているとか。注目を集める日産との協業の行方がどうなろうと、ドライビングを楽しめるホンダ車が生き残ることを期待させてくれるモデルだ。

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文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

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