2025.04.26

CARS

道なき道を探し求めるスバルの新型EV、トレイルシーカーは380psのSUV

スバルの新型EV、その名はトレイルシーカー

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スバルが、ニューヨーク国際オートショーにおいて新型電動SUVの「トレイルシーカー」を発表した。ソルテラに続くこのスバル第2のBEVは、自社生産モデルとなる。

その名にふさわしい見た目

ソルテラと比較して、全長は約150mm、全高は約25mm上回るというボディは、アウトバックやフォレスターを思わせるワゴン的なクロスオーバー・スタイル。最低地上高は約210mmで、『道なき道を探し求める者』という車名にふさわしい走破性を予感させる。



フロントまわりは、片側6点の光が灯るヘッドライトや発光式の六連星エンブレムなど、同時に公開した改良版ソルテラに似たデザインで、フェンダーやサイドのプレス・ラインにも類似点が見られる。しかしリアは長く伸び、角度を立たせたウインドウと、横一文字のテール・ライトが独自性を主張する。



パワートレインは前後2モーターで、スバルが標榜するシンメトリカルAWDを電動で実現。最高出力はおよそ380psで、0-97km/h加速は4.4秒、最大牽引重量は1588kgに及ぶ。

スバル独自の制御技術であるX-モードを搭載し、スノー/ダートやディープ・スノー/マッドといった悪路に対応するモードも設定。さらにグリップ・コントロールやダウンヒル・アシスト・コントロールといったシステムでオフロードでの走行性能を高める。

バッテリー容量は74.7kWhで、航続距離は418km以上。急速充電前にバッテリー本体の温度を調整するプリコンディショニング機能を備え、気温に左右されず短時間でのチャージを可能にする。10〜80%補充の所要時間は35分以下、最大充電性能は150kWとなる見込みだ。



室内では、スバル史上最大となる14インチのタッチ式ディスプレイを採用。スマートフォンのミラーリングはワイヤレス式で、デバイスの充電用にワイヤレス充電器とUSB-C端子を2つずつ装備する。

利便性については、荷室の容量を十分に確保。さらに、ラダー・タイプの大型ルーフ・レールにより、さまざまな用途の要求に応える積載性を持たせている。



グレード設定は、ベースとなるプレミアムに、2インチ・アップの20インチ・ホイールやハーマンカードン製オーディオなどを加えたリミテッド、さらにパノラミック・ルーフなどを追加したツーリングの3機種を設定。2026年以降にアメリカ市場へ投入する予定だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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