2025.05.19

CARS

新世代キャデラック顔のエスカレード上陸 なんとホイールが24インチの50台導入記念車も登場

キャデラックが、新世代のブランド・デザインを採用したエスカレードを日本で発売。

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キャデラックが、新世代のブランド・デザインを採用したエスカレードを日本で発売。5代目となる現行モデルが、2020年の登場以来、はじめて大幅な改良を実施した。

新世代のデザイン言語を反映

フロントまわりは、ブランド初のEVであるリリックで導入され、本国で販売されているBEVモデルのエスカレードIQにも見られるデザイン言語を反映し、左右両端に縦型LEDのヘッドライトとウインカーを配置した。



新設計のグリルは、スポーツをブラックのメッシュ風、プラチナムをクロームバーとして、グレードごとに異なるコンセプトを表現している。

ホイールは新デザインとなり、サイズは従来と同じ22インチのほか、オプションで初採用の24インチを設定。ドアは開閉とも電動式で、強風や傾斜、障害物にも配慮して作動する。乗降時にはアシスト・ステップが自動展開。



いっぽうリア・ビューは、シャープなテール・ライトが縦に伸びる、いかにもエスカレードらしいスタイリングを踏襲した。

インテリアでは、湾曲型55インチHDディスプレイを新規採用。8Kのドライバー用画面と4Kの助手席用画面がシームレスにつながり、運転席側は車載用では世界初という車両全周を映し出すサラウンド・ビジョンなどを装備。助手席側は、足元のHDMI端子で外部デバイスを接続し、映像コンテンツなどを楽しむこともできる。



センター・コンソールには、タブレット型のコマンド・センターを設置し、操作系の多くを集約するが、エンブレムが光るジョグ・ダイヤルや音量調整スイッチも併用し、走行中の操作性の高さも確保。ステアリング・ホイールは、往年のキャデラックに着想を得た新形状となった。



内装には、天然木やセミアニリン・レザーなどの高級素材を多用。3列7人乗りで、前席はヒーターとベンチレター付き12ウェイ電動シートを採用。2列目左右はシート・ヒーターや電動スライド&リリース、3列目は電動フォールディングを備える。

オーディオは36スピーカーのAKG製サラウンド・サウンド・システムで、静粛性を向上するノイズ・キャンセリング機能も装備。パノラミック・パワー・サンルーフや、冷凍機能付き冷蔵庫、126色のアンビエント・ライトなど、最高級SUVにふさわしいアイテムも用意する。

パワートレインは6.2リットルV8 OHVで、最高出量/最大トルクは416ps/624Nmを発生。状況に応じて4気筒もしくは6気筒を休止することも可能だ。トランスミッションは10段ATで、2WDハイ/4ハイ/4ロー/ニュートラル/オートの5モードを選べる2段トランスファー・ケースにより、オンロードから悪路まで駆動系を最適化できる。

価格はプラチナムが1890万円、スポーツが1950万円。

日本限定モデルも上陸

このほか、導入記念モデルとして日本限定のスポーツ・ローンチ・エディションを50台販売する。



これはスポーツをベースに、外装はアージェント・シルバー・メタリック、内装は専用色のシェアグレイ・ジェットブラック・アクセントを組み合わせ、24インチ・ホイールやモノトーンのエンブレム、グロス・ブラックの車名ロゴを特別装備する。

価格は1995万円。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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