2025.06.01

CARS

トヨタ・クラウン70周年記念車が登場 クラウン専売店限定車も同時に

トヨタが、クラウンに2タイプの特別仕様車を設定。

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トヨタが、クラウンに2タイプの特別仕様車を設定し、6月2日より発売する。いずれもクラウンの原点というべきセダンがベースで、ハイブリッドか燃料電池が選択できる。

やっぱりクラウンといえばセダン

まずは、クラウンの誕生70周年を記念したZ “THE 70th”。外装は、ノーズ上面からリア・エンドまで、ボディのセンターをシルバー系のプレシャス・メタルで彩ったデュオ・トーンを特別設定する。



ベース・カラーはプレシャス・ホワイト・パールとプレシャス・ブラック・パールの2色を用意。フォーマルな黒は初代から続く定番色。白は初設定された3代目で『白いクラウン』として親しまれ、以降もパーソナルな高級車のイメージを牽引してきた。

クラウンにとってこの2色は、今なお特別な意味合いを持つといえる。

このほか、標準設定のモノ・トーンや、メーカー・オプションで70thロゴ入りのサイド・デカールも選択可能。ホイールは、マット・ブラック塗装の20インチだ。ヘッドライトやロア・グリル、リア・バンパーとベルトのモール類、フェンダー・ガーニッシュなどは漆黒のめっき仕上げとなる。



内装は特別色のブラック・ラスターに、ブラック杢目調パネルを組み合わせ、助手席前には70thロゴをレーザー刻印する。クリスタル調のシフト・ノブや専用キー、マニュアル・ケースもロゴ入りで、フロント左右のカーテシイルミも同じく70周年記念の照射パターンとした。

価格は755〜855万円。

もう1台のZ“ザ・リミテッド-マットメタル”は、2023年に開業したクラウン専売店のザ・クラウンでのみ販売。ボディ・カラーのマット・メタルは、TMコートと呼ばれる特殊表面処理により、艶消しの質感を損なうことなく防汚性と汚れ除去性を持続させる。



THE 70th同様、ヘッドライトやロア・グリルなどのモール、フェンダー・ガーニッシュなどは漆黒メッキ仕上げ。ホイールは、マット・ブラック塗装の20インチを装着する。



内装も、THE 70thにも採用されるブラック・ラスターと、ブラック杢目調パネルの組み合わせ。ダッシュボードには専用レーザー加飾が施され、ステアリング・ホイールとシフトノブはディンプル加工の本革を採用し、専用加飾が添えられる。

こちらの価格は810〜910万円。

なお、4月に発表されたクロスオーバーと今回のセダンに続き、SUVタイプのスポーツや、15年ぶりに車名が復活したエステートにも70周年記念車の設定が予告されている。



1955年に日本初の純国産設計車として世に出て以来、16世代目となる現行モデルは大きな変革を敢行し、新たなバリエーションを展開している。今こそ『いつかはクラウン』を叶えようというなら、今後の限定車にも注目してはいかがだろうか。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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