2025.07.30

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映画『F1』でも話題となったIWC|オンオフを問わず使える新作インヂュニア

異なる仕上げのセラミックの使い方も注目のインヂュニア

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4月上旬にスイスで開催されたWatches & Wonders Geneva(W&WG)にてお披露目されたモデルを中心に紹介。ENGINE時計委員の熱いコメントとともにお届けする。

硬質感と上質感が“美事” に両立!

ブラックダイアルが好きだ。実は自身の腕時計コレクションは8割以上が黒。どんな時間・場所・場面にも対応でき、服装を選ばず上質感もある……といった理由づけはできるが、とにかく好みなのだ。

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で、W&WGのIWC取材で真っ先に手にとったのが、このブラックセラミック・ケースの「インヂュニア」。ブレスレット仕様なのに軽い!ケースは42mmと従来モデルより2mm拡大されているが、黒は収縮色(引き締まって見える)なので気にならない。

鏡面と艶消しを使い分けたセラミックの表面仕上げは巧みで、硬質感と上質感が両立している。耐傷性に優れ、革新的なケース構造により10気圧防水を実現しているから日常使いにもピッタリ。

 セラミックの新作は耐磁用インナーケースがなく、シースルーバックからペラトン自動巻きの自社製キャリバー82110が見える。

嬉しいのは、シースルーバックからIWCの基幹ムーブメント82110が眺められること。これ、巻き上げローターのデザインが3本スポークのスポーツ・ステアリングふうでカッコイイのだ。イチ消費者の買い物目線ではW&WG 2025の“Star of the show”だった。 

IWC インヂュニア・オートマティック42

ジェラルド・ジェンタのオリジナルデザインによる「インヂュニア」が復活して3年目。ステンレススティール製「インヂュニア」のデザインをセラミックで忠実に再現した最新モデルがコレクションに仲間入り。

独特のケースからベゼル、ケースバックリング、一体型ブレスレットに至るすべてにブラックセラミックを採用。セラミックの仕上げ技術もさらに進化。サテン仕上げ、サンドブラスト加工、ポリッシュ仕上げを巧みに組み合わせ、洗練された質感を実現した。

自動巻き。60時間パワーリザーブ。ケース直径42mm、10気圧防水。296万1200円。

問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868

文=数藤健

(ENGINE2025年7月号)

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