2025.06.16

CARS

「きっとこれを買える人は少ないはず」自動車評論家の小沢コージ、金子浩久が試乗した走る宇宙船のようなSUVとは?

小沢さん、金子さんが試乗したのは2700万円のSUV

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今年もやりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。上半期注目の総勢33台の輸入車にモータージャーナリスト33人が試乗!

メルセデス・マイバッハEQS 680 SUVには、西川淳さん、渡辺敏史さん、小川フミオさん、小沢コージさん、金子浩久さんの5人が乗った。今回は小沢コージさん、金子浩久さんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。

「意外に民主的かも?」小沢コージ

そもそもメルセデス超えのグレートすぎるマイバッハで、しかもEV専用サブ・ブランドとして産まれたEQシリーズの、さらにSクラスSUVに相当するEQS SUVベースのEV。

白と黒の2色で上品かつゴージャスに仕立てられたインテリア。

その権威の重ね着っぷりにまずビビるが、正直見た目はサイズ以上に可愛い。全長5.1mに全幅2m超えだが、太めの超空力フォルムがデカさを和らげる。セダンじゃなくて逆に良かった、である。

ただし乗ると全面キルティング加工されたホワイト本革内装に圧倒され、超巨大ディスプレイと相まって走る宇宙船の如し。

しかもベースのEQS SUVと違い、広大な室内を4座に割り切った超贅沢空間。対抗するとしたらレクサスLMぐらいだが、冷静に見るとこっちの方が民主的で疲れないかも。

まずリア席からの壁のない開放感は気楽。LMのパーティション付きはドライバーが下僕っぽくなってしまう。なによりサイズの割にフラットな走りは衝撃的。LMは意外にピッチング激しく酔いそうになるがそれは皆無。

きっとこれを買える人は少ないはず。だが全員がきっとキモチいいのだ。

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