2025.06.25

CARS

最高の「大人の遊びグルマ!」 自動車評論家の島崎七生人、渡辺敏史が試乗した耳で楽しむ新種のスポーツカーとは?

島崎七生人さん、渡辺敏史さんが乗ったのはアバルト500eツーリズモ・カブリオレ。

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今年もやりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。上半期注目の総勢33台の輸入車にモータージャーナリスト33人が試乗!

アバルト500eツーリズモ・カブリオレには、藤原よしおさん、関耕一郎さん、金子浩久さん、島崎七生人さん、渡辺敏史さんが乗った。今回は島崎七生人さん、渡辺敏史さんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。

「大人の遊びグルマ」島崎七生人

ICEの695、F595は目下のディーラー在庫車限りというのはベースの500と同様だ。

最低限だけスペックの話をすると、500eもアバルト500eも搭載するリチウムイオン・バッテリーの容量は同じ42kWhだが、最高出力/最大トルクは155ps/235Nm(500eは118ps/220Nm)と500eに対しアバルトのほうが数値が大きく、当然ながら一充電走行距離(WLTCモード)は、500eオープンの335kmに対してアバルト500eのカブリオレは294km。この41kmの差分がアバルトとしての走りに使われていることになる。

カブリオレは電動開閉式ソフトトップ(ガラス製リア・ウインドウ)を備える。

が、走りに関してはもともと500eもアクセルをグイと踏み込めばスウーッ! とEVらしい強力な加速を示すから、アバルトの体感上の差、スゴさは個人的には微妙な気もする。

が、I CEの最初の頃のアバルト500のあのスパルタンだった乗り味に較べればアバルト500eの足まわりは遥かにアタリが優しいし、それでいながらヴォォォ……のレコード・モンツァのあの音を耳で楽しみながら走れば味わいはスポーツカーだし、大人の遊びグルマだと思う。

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