2025.07.11

WATCHES

PR

ブラック×ゴールドのラグジュアリークロノグラフ|IWC パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41

スポーティでゴージャスなブラック×ゴールドのコンビ。IWC パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41

全ての画像を見る
春の時計見本市や新製品発表も一段落。新作が続々と店頭に並び始めた。ダイバーシティー=多様性の時代。より柔軟・自由な”新基準=ニュースタンダード”によって、今の自分にふさわしい一本を選びたい。8名のENGINE時計委員の目利きを参考に、この夏、一生つきあえる腕時計をセレクト!

IWC パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41

6月27日(金)から全世界で公開が始まるApple Original Filmの映画『F1/エフワン』とのパートナーシップを記念して、「パイロット・ウォッチ」コレクションの新作を発表したIWC。架空のレースチームAPXGPにまつわる最新作のひとつが、ダムソン・イドリスが演じるジョシュア・ピアースの着用モデル。

「パフォーマンス・クロノグラフ」コレクションでは初めての外装に貴金属を用いるモデルで、ケース、リューズ、クロノグラフのプッシュボタンは18Kレッドゴールド、ブラックラッカーダイアルにゴールドメッキのアプライドインデックスと針を配置し、ベゼルはブラックセラミックという仕様。

自動巻き。レッドゴールド、ケース直径41mm、10気圧防水。410万8500円。



パイロットの新章が開いた! 高木教雄

2023年にデビューした“パフォーマンス・クロノグラフ”のモデル名から、ついに“AMG”が消えた。

パイロット・ウォッチは、1936年に端を発するIWCでもっとも歴史が長く、かつ象徴的なコレクションである。それがAMGやAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームとのコラボによって、レーシングクロノグラフに生まれ変わった。その証しが、タキメーターが備わるベゼルだ。

それでもなおパイロット・ウォッチにカテゴライズされてきたことは、熱烈なIWCファンの間で賛否が分かれていた。AMGの名を入れることは、一つの免罪符になっていたはず。

それが外れたということは、パフォーマンス・クロノグラフが真にシリーズ化されたことを意味する。パイロット・ウォッチの新時代の到来である。

カッコ良さのアップグレード 菅原 茂

もともとは大空だけど、今はカーレースの世界観も強く打ち出すIWC。この夏は映画でその存在感をアピールするというから興味深いではないか。

F1映画はまだ見ていないが、架空のレースチームからの着想というこのクロノグラフ、チタンやセラタニウムの「AMG」ではハイテク感ばりばりだったのが、レッドゴールドでゴージャスに変身していて、このラグジュアリー感もけっこういいじゃないかと思わせる。ビジュアルアイデンティティがしっかりしているから、ゴールドもアリだと納得する。

まあ理屈をこねるのはともかく、この最新作が証明しているのは、黒×金によるカッコ良さのアップグレードもまた時計選びのポイントに大いになりうるということだ。

問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868

写真=奧山栄一

(ENGINE2025年8月号)


RELATED