2025.07.17

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停電で信号が消えてる!信号機が減灯しているときの交通ルールとは

信号が消えたときの交通ルールとは

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台風や大雨、地震などにより、停電が発生すると、信号が消えてしまうことがある。交通整理に必要な信号が消えると、道路交通が麻痺するだけでなく、交通事故が発生する危険性が高くなる。信号が消えたときは運転を控えたほうがよいが、運転中に停電が発生する可能性もあるだろう。もし、災害などによって停電が発生して信号が消えたとき、どのように通行すればよいのだろうか。

信号機が減灯している時の交通ルールとは

停電により信号が消えてしまった場合は、警察に通報することになるが、警察官が現場到着するまでの間、ずっと立ち往生するわけにもいかない。場合によっては、人数不足により警察官が現場に来ない可能性だってある。

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そこで重要となるのは、信号が消えてしまった時の交通ルールの共通認識だ。



信号が消えてしまったときのルールは主に次のとおりとなる。

・道路幅が同じ交差点の場合は基本的に左方優先(自車の左側から来るクルマの通行を妨げてはならない)
・優先道路(標識がある道路/交差点内まで中央線が引かれている道路/交差点内まで車両通行帯が設けられている道路)を通行しているクルマが優先
・道路幅の広さが違う場合は幅が広い道路を通行しているクルマが優先
(道路交通法 第36条「交差点における他の車両等との関係等」より)

基本的に上記のルールで運転する。もしものときのためにも、信号が消えてしまったときの交通ルールは覚えておくとよいだろう。

信号が消えた場所に警察官がいる場合は指示に従う

信号が消えた場所に警察官が到着し、交通整理を行い始めたときは、その場にいる警察官の指示に従う。なお、交差点では警察官が手信号で交通整理を行うことがある。



手信号の基本的なルールは次のとおりだ。

・警察官が手を垂直/動画を頭上に上げている場合:警察官の正面または背面の道路は黄色信号、警察官の左右の道路は赤信号
・警察官が腕を水平に上げている/灯火を横に振っている場合:警察官の正面または背面の道路は赤信号、警察官の左右の道路は青信号

上記のルールをわかりやすく言い換えると、自車の前にいる警察官の正面または背面が見えている場合は赤信号となる。警察官が手を上に上げたり灯火を頭上に上げたときは信号の変わり目ということだ。

いつ、どこで遭遇するかわからない警察官の手信号についても、覚えておくとよいだろう。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

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