2025.09.02

CARS

「交通死亡事故多発警報」ってなんだ?運転するときに何を気をつけたらいいのか合わせて解説

取り締まりやパトロールが強化される「交通死亡事故多発警報等」

全ての画像を見る
「交通死亡事故多発警報」をご存知だろうか。岩手県では、交通死亡事故が多発していることから、8月11日から16日まで「交通死亡事故多発注意報」が発令された。この交通死亡事故多発注意報を含む「交通死亡事故多発警報等」とはどのような警報なのだろうか。今回は、交通死亡事故多発警報等の概要や運転する際に気をつけるべきことについて解説する。

「交通死亡事故多発警報等」とは?

交通死亡事故多発警報等は、交通死亡事故が多発し、一定の基準に達したときに発令される警報や注意報などだ。

advertisement


この警報等が発令される条件や期間は都道府県や自治体などによって異なるが、警報等の発令に伴い地域住民に交通事故に対する注意喚起がされる。

交通死亡事故が多発すると発令される「交通死亡事故多発警報等」は安全運転を呼び掛ける警報等

また、都道府県警察や自治体、交通関係団体が集中的に交通事故防止対策(交通違反の取り締まりやパトロールの強化、赤ランプ街頭活動など)をする。

このようなことから、普段よりパトカーや白バイを見かける回数が増えたり、頻繁に赤色灯をつけてパトロールしている警察関係車両が道路を走行しているときは、交通死亡事故多発警報等が発令されている可能性が高いと言えるだろう。

警報等の発令中に運転者が気をつけるべきこととは?

交通死亡事故多発警報等が発令されたとき、運転者はどのようなことに注意すればいいのだろうか。

警報等が発令され、取り締まりやパトロールなどが強化されている期間は、普段以上に交通ルールを遵守することが重要だ。また、慢性運転や脇見運転、無灯火、過労運転などにならないよう「自己防衛運転」を心がけることも交通死亡事故を防ぐポイントとなる。



そのため、運転中に周囲が暗くなってきたら早めにライトを点灯したり、疲れを感じ始めたときに休憩をとったりするなど、早めのアクションを起こすことが大切だ。

その他にも、時間を区切って休憩時間を設けるなどという方法も交通死亡事故を抑制する効果的な方法といえるだろう。

なお、交通死亡事故多発警報等は数日間〜1か月ほどで解除されることが多い。ただ、警報等が解除されても、引き続き安全運転を心がける必要がある。

思いがけない理由で交通事故が起きることがある!運転するときは適宜休憩を取りながら目的地に行こう

交通事故は、疲労や眠気のほかに、自覚していない体調の変化によって発生することがある。そのため、運転するときは、休憩時間も含めた運転計画を立て、適宜休憩を取りながら目的地に向かうことが交通事故を起こさないために必要なことだと言える。



一瞬で運命が左右されるクルマの運転は、ある意味命がけだ。たった一瞬のミスで人生を棒に振らないようにするためにも、改めて交通事故を防止する自己防衛運転を意識するとよいだろう。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement