2025.10.10

CARS

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そのデザイン&パフォーマンスに理由あり!「MINIクーパー5ドア」には現代のコンパクト・カーたちを凌駕する走りの楽しさや先進性や快適さがみんな詰め込まれている!!

MINI COOPER 5-DOOR. S

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Classic Miniを所有する自動車ライターの藤原よしおが、MINIクーパー5ドアに試乗。その走りや内外のディテールはなぜ人々を惹きつけるのか。また一気にライバルたちをリードしたデジタル技術を用いた先進性はどうやってその中に組み込まれたのか。過去と現代、両方の側面からMINIというブランドについてあらためて考えてみた。

円熟期を迎えたMINI

2001年にBMW MINIとして登場して以来、既存のコンパクト・カーとは違うプレミアム・コンパクトという新たなジャンルを作り出してきたMINI。2024年のフルモデルチェンジでバッテリーEVのMINIクーパーE/SEが登場したことで、MINIは今、ボディ・タイプからパワートレインまで、あらゆるニーズに応えることができるMINI史上最も豊富なラインナップを誇る、文字通りの円熟期を迎えている。



そこで改めて、その存在が際立つのがMINIクーパー5ドアだ。1959年登場のオリジナル・ミニ以来、ずっと世界中が待ち望んでいた5ドアがMINIファミリーに加わったのは2014年のこと。MINI本来の“ミニマリズム”の思想を守りつつ、もう1つのMINIのプリンシプルというべき“実用性”を両立してみせた5ドアが多くの人々に支持され、彼らのライフスタイルにフィットしているのは、街ゆく5ドアの姿の多さが、なによりの証明となっている。



2024年に登場したMINIクーパー5ドアでまず嬉しいのは、全長4035mm、全幅1745mm、全高1470mm、ホイールベース2565mmと、軒並み大きくなっていくコンパクト・カー界にありながら、ほぼ先代と同じコンパクトなサイズを維持していることだ。





にもかかわらず、リア・シートのスペース、居住性ともに問題なく、ラゲッジ・スペースに至っては通常時でも3ドアの210リッターを上回る275リッターを確保。



さらに60/40分割可倒式のリア・シートを倒すと最大で925リッターと、ステーションワゴン並みの広大な荷室容量を稼ぎ出すのは、まさに“MINIマジック”と言うしかない。


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ほんの時速30キロで交差点を曲がるだけで

パワーユニットは1.5リッター直3ガソリン・ターボを搭載するMINIクーパー5ドア Cと、2リッター直4ガソリン・ターボを搭載するMINIクーパー5ドア Sの2種類。今回試乗したのはMINIクーパー5ドア Sだが、トランスミッションはいずれも7速DCTとなる。



最高出力204PS(※計算値)を誇るエンジンは、驚くほど静かでスムーズ。しかしながら、ほんの時速30キロで、交差点を1つ2つ曲がっただけでも「MINIだなぁ!」と感じるのは「ゴーカート・フィーリング」と呼ばれる、その軽やかで俊敏な身のこなしだ。

そこで特筆すべきは、その気持ちよさが決してドライバーの独りよがりにはなっておらず、同乗者もほどよい一体感を味わえることだ。もちろん3ドアに比べてホイールベースが長く、挙動が若干マイルドになっているのは間違いないところだが、四半世紀におよぶ進化の中で「何がMINIらしいのか」を知り尽くし、そのバランシング・ポイントを完全に見極めていることは大きいと思う。



それでいて圧倒的に運転しやすくなったと思うのは、1450回転で300Nmの最大トルクを発生し、4500回転まで維持し続けるエンジン特性に依るところも大きい。敢えて意識をしなくとも、アクセル・ペダルを踏むだけで自分の意に沿った加速やパワーを得られるうえ、7速DCTがとても緻密かつスムーズにパワーを伝えてくれるので、ストレス・フリーで運転できるのだ。

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ただ余計なものを削ぎ落としただけではない

ストレス・フリーという意味では、余計なものを削ぎ落としたクオリティが高くセンスがいいインテリアの仕立ても大きく貢献していると思う。というのも、ステアリング・ホイール、ドア・トリム、ダッシュボード、シートなど使われているマテリアルやデザインの違いによって陰影が変わるので、室内の表情が豊かになるだけでなく、それぞれの手触りの違いもまた楽しい。





実はそれもMINIクーパーの特徴の1つで、シートにはレザーなどの動物由来の素材を使用せず、100%リサイクル可能な新素材を採用。一見レザーっぽい見た目と感触のステアリングも同様だという。



またダッシュボードやセンター・コンソールの収納ボックスのカバーにも再生ポリエステル繊維を90%以上使用した平織ニット素材が用いられているほか、足元を支えるアルミ・ホイールも最大70%がスクラップ・アルミニウムを元にした再生アルミニウムが用いられているなど、サステナビリティに配慮したクルマ造りがされているのである。

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指先の反応まで「ゴーカート・フィーリング」


あわせてデジタル化が一気に進み、世界的に見ても先進的な部類に属するようになったのも特筆すべきポイントである。



中でも印象的なのが、コクピット中央に位置する自動車業界初導入の円形センター・ディスプレイ。ナビゲーション、メディア、電話、エア・コンディショナーといった運転に必要な情報に関する操作がすべて画面下部に集約されているうえに、240mmの高品質ガラスに高感度のタッチ機能を内包しているため、指でタッチ、スワイプした時の反応までもが「ゴーカート・フィーリング」と呼びたくなるほど素早く、直感的なのだ。





また最大で7種類の光のグラフィックをセンター・ディスプレイに投影する「MINIエクスペリエンス・モード」はコア、ゴーカート、グリーンとドライビング・モードに合わせて変化するとともに、大きくグラフィックや色味が変わることで、まるっとインテリアを「衣替え」したような効果が感じられる。

さらに「Hey MINI!」と呼びかけると起動する、MINI史上初の音声アシスタント・システムや、スマホで車両管理やナビの目的地共有など、様々な機能を共有できる専用アプリ「MINI APP.」も用意されているのもMINIクーパーのトピックである。

そしてもう1つ忘れてはならないのが、安全装備と運転支援システムの充実ぶりだ。

とりわけあらゆる世代にとって朗報なのが、ACC、アクティブ・クルーズ・コントロールはもちろんのこと、レーン・キーピング・アシスト、レーン・チェンジ・ウォーニング、事故回避ステアリング付き衝突回避、被害低減ブレーキ、死角から横切る歩行者や車両を知らせるリアのクロス・トラフィック・ウォーニングが装備されることだろう(※一部モデルは非装備)。

加えてパーキング・アシスト、ペダル踏み間違えの急発進抑制機能も標準で装備される。また時速35キロ以下の走行時に直近約50mの走行ルートをクルマが記憶し、必要な場面ではこれまでのルートを自動でステアリングの操作を行い後進できるようにするリバース・アシスト/後退時ステアリング・アシストは、一方通行の狭い道や、山道、駐車場などで多いに活用できそうな便利機能といえると思う。



このようにMINIクーパー5ドアには、現代のコンパクト・カーという枠を超えた自動車に求められる機能、そしてクラスを超えた動力性能、パフォーマンス、スペース・ユーティリティ、クオリティがすべて詰め込まれているといっていい。

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「MINIらしさ」とは表層的なものではない


それに加えてこのクルマが特別であるのは、誰しもが見た瞬間に「MINI」とわかる、普遍的なデザイン・アイデンティティを持っていることだが、そこで誤解してはならないのが、そのアイコンが表層的なものではないことだ。



思えばサー・アレック・イシゴニスが1959年に生み出したオリジナル・ミニも、ただ「小さく」、「かわいい」だけのクルマを作ろうと思ってデザインされたものではなかった。迫りくる石油危機に備え、徹底的に無駄を削ぎ落としつつ、必要なものや実用性を的確に、適切にレイアウトした徹底的な合理主義を貫いた末に生まれたものであった。

その1つ、1つに意味や理由をもつ機能美の塊だからこそ、オリジナル・ミニはモータースポーツをはじめとした極限の現場で実力を発揮し、近代的な「ミニマリズム」の表現者として流行に敏感な人々の琴線に触れ、一大ムーブメントを巻き起こすに至ったのだ。



そうした視点で改めてMINIクーパー5ドアを見てみると、丸型ヘッドライト、八角形フロント・グリル、そしてボディ・サイドを3分割するキャラクター・ラインと、オリジナル・ミニのエッセンスを巧みに「記号化」したうえで、現代的なパッケージングに落とし込むという高度なデザインを施すことで、誰が見てもMINIだと分かるスタイルを実現しているのがわかる。



実はそうしたヘリテイジを持ち、常にリスペクトする姿勢をみせていることが、他とは違うプレミアム・コンパクトのパイオニアとしての矜持といえる。車のアンロックやエンジン始動時にまるで挨拶するように光る「Welcome/Good Bye」ライトは、そんなMINIからの誇らしげなメッセージに感じられた。

文=藤原よしお 写真=望月浩彦

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■MINIクーパー5ドア S 
駆動方式 フロント横置きエンジン前輪駆動
全長×全幅×全高 4035×1745×1470mm
ホイールベース 2565mm
車両重量 1380kg
エンジン形式 水冷直列4気筒DOHCターボ
総排気量 1998cc
最高出力 204PS(※計算値)/5000rpm
最大トルク 300Nm/1450-4500rpm
トランスミッション 7段デュアルクラッチ式自動MT
サスペンション (前)マクファーソンストラット+コイル
        (後)マルチリンク+コイル
ブレーキ(前後) 通気冷却式ディスク
タイヤ(前後) 215/40 R18
車両本体価格 483万円〜

※このページで使用している画像は、オプション装備等を含んでいます。

問い合わせ先:MINIカスタマー・インタラクション・センター
0120-3298-14(平日:9:00~19:00/土日祝:9:00~18:00)

(ENGINE Webオリジナル)


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