2025.10.08

CARS

日産らしさとは何なのか?新型リーフとフェアレディZの意外な関係とは

フェアレディZとリーフの意外な共通点とは?

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日産といえば、GT-RやフェアレディZなど、動力性能に長けているクルマをイメージする人も多いだろう。実は、スポーツカーの1つであるフェアレディZと新型リーフにも、意外な共通点があることをご存知だろうか。

新型リーフに携わったエンジニアはフェアレディZにも関わっていた?!

3代目となった日産リーフは、クーペ調のルーフラインやシャープなディテールが特徴的な電気自動車(BEV)だ。この新しいリーフをチューニングしたエンジニアの多くは、スポーツカーのフェアレディZの開発にも携わっている。



日産アリゾナ試験センターの研究開発エンジニアであるマシュー・ライト氏は「私たちの目標は、あらゆるセグメントでブランドの一貫性を維持することです」と述べている。スポーツカーだけでなくBEVも開発するというセグメントを超えた体制が、日産らしいクルマを作り上げるポイントの1つとなっているようだ。

キーポイントの1つがドライビングダイナミクスの共通化

日産らしいクルマを象徴するスポーツカーであるGT-RやフェアレディZは、ドライビングダイナミクスが重要な要素だ。そして、フェアレディZのパフォーマンスを磨き上げたエンジニアが、その教訓をリーフに適用した。



例えば、新型リーフのステアリング精度や操作性などは、他の日産車と同等に仕上げ、ユーザーが日産だとわかる感覚に調整されている。



この操作したときの感覚の一貫性が日産らしさやブランドを作り上げているということだ。

新しいリーフは剛性アップや遮音性向上パーツなどにより快適性も向上している

新型リーフは、モーターとモーターマウントを一新し、従来モデル比で振動を25%低減。フロア剛性は80%向上し、ドアには遮音性を大幅に向上させるパーツを採用している。



3代目となったリーフがどのような進化を遂げているのか、フェアレディZの開発陣が携わったことも知った上で見たり乗ったりしてみると、違った見え方をしてくるのかもしれない。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)
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