2025.06.21

CARS

『ニッ(2)・サン(3)』テール・ライトは一部グレード限定だった! これがリーフ本来の後ろ姿? 日産の北米ウェブサイトがオープン

新型日産リーフはグレードによって後ろ姿が2種類ある!

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北米日産のウェブサイトに、3代目リーフの車種紹介ページが開設された。外観が公開され、そこからはグレードによる装備の違いがいくつか見て取れる。

かなり印象が異なるリーフのもう1つの後ろ姿


画像が公開されたグレードは3つで、下からS+/SV+/プラチナム+という構成だ。まずフロントまわりを見てすぐ気がつくのは、プラチナム+にのみ、左右ヘッドライトをつなぐイルミネーションが設置されていること。



リーフ初の19インチ・ホイールも、プラチナム+の標準装備。その他のグレードは18インチで、S+はフル・カバー付きスティール、SV+はアルミとなる。



S+ではドア・ミラーにウインカーが備わらず、ルーフ・レールが標準装備されるのはプラチナム+のみ。ウインドウ・モールは、S+とSV+がシルバー、プラチナム+がブラックだ。



ちょっと驚いたのはテール・ライトである。フェアレディZを思わせるデザインのLED 3Dホログラフィックは日産初の技術で、内側に横2本、外側に縦3本あしらった長方形の点灯部は、2と3でニッサン、という語呂合わせを込めたとされる。

新型リーフのエクステリアのキモとなる要素に思えたが、これはプラチナム+の専用アイテムとなるようだ。



いっぽう、下位2グレードは、左右にブラック・レンズのテール・ライトが設置され、横2本のラインが点灯するタイプとなり、バック・ドア部分が、中央に“NISSAN”のレタリングが入るボディ同色パネルとなる。





見るからに高コストなパーツで、万が一の破損や故障の際には補修・交換費用が高そうな3DホログラフィックLEDに対し、シンプルなライトとなるユーザー・メリットは確かにあるだろう。とはいえ、新型リーフの大きなアイキャッチが失われることにもなり、購入時にどちらを選ぶかは悩ましいところだ。

そのほか、これも日産初採用の調光パノラミック・ガラス・ルーフはプラチナム+に標準装備。インテリアは、S+が12.3インチ、SV+とプラチナム+が14.3インチのデュアル・スクリーンを採用する。

ボディ・カラーは、S+がモノ・トーン4色、SV+はさらにブラック・ルーフのデュオ・トーンが2色加わる。プラチナム+は、モノ・トーン3色、デュオ・トーン4色の設定。イメージ・カラーのシーブリーズ・ブルー・パールはデュオ・トーンのみで、SV+以上で選択できる。





航続距離については、S+が303マイル(約488km)、SV+が288マイル(約463km)、プラチナム+が259マイル(約417km)で、このほかに206マイル(約332km)のSの名が挙げられている。

このことから、+が付くグレードは75kWhバッテリー搭載車で、Sは52kWh仕様と推測できるが、SVやプラチナムの52kWh版が存在するかは不明だ。

日本や欧州では最大600km以上とされる新型リーフの航続距離だが、アメリカ仕様の数値はそれよりかなり低い。これはアメリカ独自のEPAが、国際基準のWLTCより現実的な数値の出る基準だからである。実走行では、このEPAのデータに近い距離になると考えていいだろう。





日本で販売される仕様は多少の差異もあるだろうが、おおむねこのアメリカ仕様に近いものになるはず。現時点で公開されているのはプリ・プロダクション・モデルで、気になる価格は未発表だが、購入を検討中で、ボディ・カラーやディテールをいち早く確認したいのであれば、アメリカ版ウェブサイトは大いに参考になりそうだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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