BYDオート・ジャパンはスポーツ・セダンの「シール」を改良。同時に従来モデルに比べ、後輪駆動仕様、4輪駆動仕様ともに33万円の値下げを実施した。
肝は足まわりの改良
今回の改良はユーザーからの声を反映し、冷却および空気清浄機能の強化や空調システムの静粛性の向上、Apple CarPlayのワイヤレス接続、V2Hの効率改善、スマートフォンへ鍵を移行できるデジタルNFCキー対応、といった機能面における変更(従来型モデルにも一部空調機能を除きアップデートは対応)に加え、スポーツ・セダンというキャラクターにふさわしい足まわりを採用した。

従来は「シール」の4輪駆動仕様のみに採用していた純機械式の周波数感応式ダンパー(FSD)を、後輪駆動仕様に標準装備。また、4輪駆動仕様には新たに“DiSus-C”と呼ぶ電子制御式サスペンションを投入した。

この“DiSus-C”はBYDの独自開発によるもので、繊細な振動の吸収、急加減速時のピッチング制御、コーナリング時の操縦性向上を狙ったもの。従来の「シール」の販売比率はおおよそ後輪駆動仕様が80%、4輪駆動仕様が20%だったが、この足まわりの改善により、後者への注目度が高まりそうだ。

いっぽうエクステリアでは全モデル新デザインの19インチ・ホイールを採用。4輪駆動仕様については、レッド塗装のブレーキ・キャリパーとの組み合わせとなる。
インテリアについては、従来からの標準装備だった開放感が得られるグラスルーフに加え、日本の夏の強い日差しから乗員の頭上部分を守ることができる電動サンシェードを新たに装備。また運転席側にはサングラス・ケースが追加されるなど、きめ細やかな改良が施されている。
なおこのアップデート・モデルの発売を記念し、2025年12月末までの成約・登録完了のユーザーに向け、ETC車載器、ドライブ・レコーダー、BYDウォール・ボックス(EV用壁掛けAC充電ボックス3kW用)+取り付けサポート(8万円)、リア・スポイラー&ブラック・エンブレム(4輪駆動仕様のみ)という4つの特典も用意された。

価格は後輪駆動仕様の「シールRWD」が495万円、4輪駆動仕様の「シール4WD」が572万円。BYDオート・ジャパンはジャパン・モビリティ・ショー2025でもこの新型「シール」の展示や試乗を行う予定だ。
文=ENGINE編集部
(ENGINE Webオリジナル)