ステランティス・ジャパンは、ジープのコンパクトSUV「コンパス」の100台きりの限定車「ジープ・コンパス・トレイル・エディション」を発表した。
100台限定のレッド&ブラック&グレーに宿る情熱
この限定車の最大の特徴は、ブラック&グレーを基調としたエクステリアに施された、鮮やかなレッドのアクセント。特にフロント・フェイシア下部(フロント・バンパー下部)に配された赤の差し色は、道行く人々の注目を集めるに違いない。

ベースとなるコンパスの“ロンジチュード”グレードは、アウトドア・シーンのみならず都市部にも自然に溶け込む洗練されたデザインと、充実した機能を備えたモデル。
先進の安全機能や10.1インチ・タッチパネル・モニターなどを標準装備し、モダンで洗練されたスタイルと機能性、安全性を兼ね備えた一台として高い支持を集めている。
この「ジープ・コンパス・トレイル・エディション」は2025年9月に発表された「コマンダー」のトレイル・エディションに続くもの。このネーミングは、単なる装飾的な呼称ではなく、未舗装路を含むあらゆる道を走破する、ジープの本質的な能力への敬意を表したものだ。

ブラックとグレーを基調としたボディに鮮やかなレッドのアクセントを配したスタイリングは、従来のジープとは一線を画す個性的なデザイン。従来はクローム・アクセントが配される部位にニュートラル・グレーとグロス・ブラックを採用し、落ち着いた色調で全体を統一する。

加えて「ジープ・コンパス・トレイル・エディション」はベース・モデルより1インチ大きい18インチのグロス・ブラック・ホイールを装備する。足元を引き締めるこのホイールは、オフローダーとしての力強さをさらに強調する。

フロント・フェイシア下部のレッド・アクセントは、控えめながら確かな存在感を放つ。ブラックとグレーという落ち着いた色調の中に、レッドという情熱の色を配することで、静と動のコントラストが生まれる。

リアには、カモフラージュ柄にレッドの「TRAIL」文字が際立つ専用エンブレムを装着。

インテリアにも、外観と調和する配色とした。レッド・スティッチを配したシートは、革巻きのステアリング・ホイールと相まってスポーティな雰囲気を醸し出す。

さらにインストゥルメント・パネルにもレッドとブラックの配色を取り入れ、外装と呼応する。
「ジープ・コンパス・トレイル・エディション」は、ジープ本来が持つ本格的なSUVとしての能力と、都市部での使いやすさを両立した存在だ。そこに、個性的なデザインという新たな要素も加わった。

いわば100人だけが手にできる、鮮烈なレッドが刻むトレイルの軌跡。価格は479万円。
文=ENGINE編集部
(ENGINE Webオリジナル)