2025.08.29

CARS

【おおよそ550万円から!】通算6代目の「ジープ・チェロキー」はテンロク・ターボ+モーターで2年半ぶりに復活!

ハイブリッド・システム搭載の新型チェロキーは約550万円〜!

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ジープが、新型チェロキーを発表した。2025年春に発売が予告されていたモデルで、2023年2月の生産終了以来、ひさしぶりのラインナップ復活となる。

顔つきはジープらしく回帰、ただし中身は一新


スタイリングは、ジープらしからぬシャープな顔つきだった先代から一転、グランド・チェロキーにも似たスクエアなデザインを採用。



角張ったLEDヘッドライトには、U字型のデイタイム・ライトを組み合わせ、グリルはジープのアイコンである7スロットで、スタイリングも、スクエアでアップライトなフォルムだ。



ボディ・サイズの数値は未発表だが、先代より長く、高く、ワイドとのこと。キャビンは長く取られているが、シートは2列5座で、そのぶんコックピットまわりのスペース拡大や、室内の収納の増強が図られ、荷室は先代比30%増加しているという。

最低地上高は約200mmで、対地障害角は前から19.6度/18.8度/29.4度。テール・ライトは、軍用ジープのリアなどにみられた、ジェリカンと呼ばれる燃料缶をモチーフにした。

注目すべきはパワートレインで、1.6リットルのターボ・エンジンに、モーター2基と駆動用バッテリーを加えた、ジープ初となるスタンダードなハイブリッドとなる。



最高出力/最大トルクが213ps/312Nmという動力性能と、13.1km/Lの燃費性能を発揮するレギュラー仕様で、満タン・62リットルでの航続距離は800kmを上回る。これに組み合わせられるトランスミッションはCVTだ。

駆動方式はもちろん4WDだが、後輪の駆動系を切り離して前輪駆動での走行も可能。トラクション制御システムのセレクテレインは、オートとスポーツ、スノーとサンド/マッドの4モードが選択できる。



水平基調のダッシュボードには、10.25インチのデジタル・メーターと、12.3インチのインフォテインメント画面を設置。シフト・セレクターはダイヤル式で省スペース化し、小物を収納する余地を確保した。内装は黒基調が標準で、4グレードのうちベースグレードを除くラレード/リミテッド/オーバーランドでは、白系のアークティックがオプション設定される。

自動緊急ブレーキや、自動運転レベル2に相当するアクティブ・ドライビング・アシストなどADASも充実。さらに、OTAアップデートやジープのスマホアプリ、自動SOSコールなどは10年間無料で使用できる。



生産はステランティスのメキシコ・トルーカ工場で行い、アメリカでの価格は、ベースグレードが3万6995ドル(約543万円)。2025年内に発売されるのはリミテッドとオーバーランドで、それぞれ4万2495ドル(約624万円)と4万5995ドル(約676万円)。ベースグレードと、3万9995ドル(約587万円)のラレードは、2026年初頭の販売開始を予定している。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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