2025.11.22

CARS

悪路性能は折り紙付き!!【約1100万円!】ラングラー並みにワイルドな電気ジープ、その名は「リーコン」

新しいデンキのジープはなんと屋根どころかドアも外れる!

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ジープが新型SUVの「リーコン」を公開した。トレイル・レーテッドこと、悪路走破性が保証された電気自動車だ。

この開放感は只者じゃない!


ジープの本格電動SUVとしては、すでに「ワゴニアS」が存在するが、「リーコン」はよりクロカン寄りのキャラクター。



ドアやクォーター・ウインドウ、リアのガラス・ハッチが脱着式となる電気自動車は、これが唯一となる。また、通常のサンルーフのほか、ほぼ全面が開放されるスカイ・ワンタッチ・パワートップも設定し、オープン・エアに近い体験が得られる。



前後に250kWのモーターを搭載する4WDで、最高出力/最大トルクは659ps/841Nmを発生するパワートレインは、ゼロスタートから3.6秒で97km/hまで加速。いっぽうで、不要時には前輪の駆動を切り、エネルギー効率改善を図る。フロントはオープン・デフで、最終減速比は11:1、リアは電子制御デフロックを装備。バッテリーは400V/100kWhで、航続距離は最大402kmだ。



サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがインテグラルリンクで、オンロードの快適性とオフロード性能を両立。勾配路の低速走行時に速度を維持する“セレク・スピード・コントロール”も備え、悪路でもステアリング操作に集中できる。





走破性を重視した“モアブ”グレードは、外径33インチのタイヤと231mmの最低地上高により、前から33.8度/23.3度/33.1度の対地障害角を実現する。また、リア駆動モジュールの最終減速比は15:1となり、路面状況に応じてトラクションを調整する“セレク・トレイン”の走行モードにはロックモードが追加される。



キャビンは2列5座。オフローダーらしい水平基調で左右対称のダッシュボードは、擦り傷に強い渦状のテクスチャーで、助手席側にグラブ・ハンドルが設置される。



メーターは12.3インチ、センターは歴代ジープ最大となる14.5インチのディスプレイを配置した。



センター・コンソールは2層構造で、上段にはワイヤレス充電器を設置可能、下段にはタブレットなども収納できるスペースを設ける。



荷室容量は最大1866リットルで、フロントにも85リットルの収納スペースが確保されている。



価格は6万5000ドル(約1018万円)から。スクエアなフォルムに、ラングラーに匹敵するレベルの開放感と高い走破性を備えた電気自動車は、まずアメリカとカナダで販売され、その後グローバル展開を進めるという。



排気も騒音もなく、トルクが強力で制御が緻密な電気自動車は、意外なほどオフロードと好相性。日本のフィールドでも、その実力を発揮する日が早く訪れるよう期待したい。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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