2025.12.22

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アメリカ海軍の任務を支えた“ミリサブ”へのオマージュ|チューダー ペラゴス FXD

チューダー ペラゴス FXD

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心踊るホリデーシーズン。この秋冬は、逸話あふれる一生モノの腕時計を、大切な人や自分への贈り物として選びませんか。“時計愛&好!”をもって任ずるENGINE時計委員会9名が、知見・体験や思い入れをふまえて「推し時計の歴史やストーリー」、「時計と自信の物語」エモーショナルに紡ぎます!

今回取り上げるのは、チューダー「ペラゴス FXD」。ストーリーあるミリタリー時計を最新の技術とデザインでリニューアル。 本誌時計委員が何度も推す人気モデルだ。

真のミリタリー仕様

「ブラックベイ」がチューダー人気を牽引しているけれど、「ペラゴス」の存在も忘れてはならない。1956年のフランスを皮切りに、各国の海軍に納品されたチューダー製ダイバーズの継承者だからだ。2012年、ヘリウムガス放出バルブが備わる500m防水のプロ仕様として誕生。この「FXD」は、21年にフランス海軍との協業で開発された。本作はその第3弾で、アポロ11号の司令船カプセル回収を担った特殊部隊を含む米国海軍にオマージュを捧げた。隊員は、「チューダー サブマリーナーRef.7928」を腕に任務にあたったのだ。チタンケースとセラミック製ベゼルの頑強な外装で、ミリサブ(軍用サブマリーナー)の伝統を継承。真のミリタリーは、男心をくすぐる。
(高木教雄/時計ジャーナリスト)

人気すぎて部内でカブる

『THE RAKE』誌の編集長である私は、チューダーの「ブラックベイ プロ」という時計を持っている。そして編集長代理&時計担当のTも「レンジャー」のオーナーである。しかしながら、他の時計メーカーの展示会に行くとき二人が同じブランドの時計をしているのは、営業面からはちょっとマズイ。そこで我々は建物の前で待ち合わせ、時計を外してポケットにしまい、目を合わせて肩をすくめ会場へと赴くのである。だったら事前に相談して違う時計を買えばよかったのに、と思われるかもしれないが、そこは私もTも頑固だから欲しいものに対するこだわりは譲れなかったのだ。私が次に狙うのはミリタリー色あふれる「ペラゴス FXD」だが、これまたTとカブりそう……。
(松尾健太郎/『THE RAKE JAPAN EDITION』編集長)

チューダー ペラゴス FXD



FXDの名はストラップバーがケースにFIXED、つまり固定された構造に由来。60年代後半に作られたチューダーの「オイスター プリンス サブマリーナー Ref.7016」を思わせながら、さまざまな時代のディテールを取り入れ、往年のミリタリーダイバーズを現代の技術で再定義。米海軍との絆を象徴するこの「ペラゴス FXD」は、200m防水、直径42mmケースに軽量で堅牢なチタンを用い、COSC認定クロノメーターの高精度で、約70時間のパワーリザーブが備わる自社ムーブメントMT5602を搭載し、まさにタフで高性能のダイバーズウォッチに仕上げられている。ファブリックとラバー、2種類のストラップが付属。63万4700円。

問い合わせ=日本ロレックス / チューダー Tel.0120-929-570

写真=宇田川 淳

(ENGINE2026年1月号)