2025.12.23

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機械式ムーブメント搭載のフラッグシップ・モデル|ザ・シチズン NC0201-54A

ザ・シチズン「NC0201-54A」

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心踊るホリデーシーズン。この秋冬は、逸話あふれる一生モノの腕時計を、大切な人や自分への贈り物として選びませんか。“時計愛&好!”をもって任ずるENGINE時計委員会9名が、知見・体験や思い入れをふまえて「推し時計の歴史やストーリー」、「時計と自信の物語」エモーショナルに紡ぎます!

今回取り上げるのは、ザ・シチズン「NC0201-54A」。誕生30周年を迎えた「ザ・シチズン」。周年の最後を飾る、ノンデイト、スモールセコンド仕様のモデルが登場!

世界を見据えた野心作!

超高精度年差±1秒の光発電エコ・ドライブ ムーブメント“Cal.0100”など、クォーツ式ムーブメントの傑作を数多く所有するシチズン。しかし声を大にして言いたいのは、機械式ムーブメントのCal.0200こそ、我々は世界に誇るべきではないのかということだ。ムーブメントの設計段階からデザイナーが参画するという、明らかにトータルパッケージを意識した開発手法は、高精度機を思わせる大きく長いスモールセコンドや見映えのする仕上げなどに表れている。ダイヤモンドカットながらも幅広の面取り、クロノメーターを超える精度、耐衝撃性を高めるフリースプラングテンプ。その一つひとつの要素からも、このムーブメントが世界を照準にした野心作であることがよくわかる。
(細田雄人/「クロノス日本版」編集部員)

機械式でもすごい

「ザ・シチズン」30周年記念の特別なダイアルもさることながら、このモデルを語るうえで欠かせないのが2021年に登場した自社製の機械式ムーブメント。日本とスイス両国の技術とノウハウが結集されている点で非常に興味深いこの自動巻きキャリバー0200は、シチズンが開発、傘下のスイスのムーブメント専門会社ラ・ジュー・ペレ社によって審美的な仕上げが施されている。性能面では静的平均日差-3~+5秒の高精度、最大巻き上げ時で約60時間のパワーリザーブを実現。スモールセコンドによる秒表示やノンデイト仕様など、スタンダードな自動巻きとは一線を画すところも個人的には推しポイントだ。機械式でも秀逸なシチズン、いいじゃないですか。
(菅原 茂/時計ジャーナリスト)

ザ・シチズン NC0201-54A



シチズンの高度な技術と独自の美意識を余すところなく伝える「ザ・シチズン」。2025年に誕生30周年を迎えた記念モデルのひとつが、機械式ムーブメントのキャリバー0200を搭載するこの時計。アイボリーダイアルには、電気鋳造の手法を用いて「ザ・シチズン」のシンボル「イーグル」の羽を模した印象的なパターン模様を施し、その直線と曲線に躍動するイーグルの姿を表現。自動巻き(手巻き付き)。パワーリザーブ60時間。ステンレススティール、ケース直径40mm、5気圧防水。世界限定300本、特定店限定。71万5000円。12月11日発売。

問い合わせ=シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807

写真=岡村昌弘

(ENGINE2026年1月号)


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