2026.01.23

CARS

スポーツカーの圧倒的傑作、買うなら今が最後! アルピーヌA110が我々に語りかけるものとは

ENGINEの名物企画「HOT100」でも常に上位にランクインし続けたアルピーヌA110。

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なんと“最後のおかわり”が

それはともかく、A110で信州ビーナスラインの適度な曲率のカーブが延々と続くワインディングロードを走るのは、この上なく楽しかった。曲がる時の気持ち良さは我が愛車ポルシェ・ボクスター以上だ。これに乗るとボクスターも結局はアウトバーンの走行を前提にチューニングされたドイツ車で、基本は直進安定性重視なのだと気付かされる。

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次に乗った、これまた美しいブルーポン(オス孔雀の首の青色だ)のボディカラーを纏ったGTSは、GTとSのいいとこ取りで、300psのエンジンにスポーツシャシーの足回りを組み合わせた走り重視の設定になっているが、シートはフルバケットではなく、リクライニングする快適性を重視したものになっていた。



これで同じ道を走ると、明らかに足が硬くなり、ハンドリングがシャープになっているのがわかる。速さも増すと同時に、スポーツモードを選んだ時のサウンドも一気に派手になる。

オプションのアクラポヴィッチ製マフラーを奢られていた試乗車は、スロットルを閉じるとマシンガンを撃っているような爆音を撒き散らした。まるで、もっと速く走れとクルマにお尻を叩かれているみたいで、私は思わず苦笑してしまった。

最後に乗ったR70では、クルマにけしかけられている感じがさらに強くなる。低いカーボンモノコック製のフルバケットシートに着き、6点式ベルトを締めた瞬間に、やる気モードのスイッチを強制的に押されてしまう感じだ。リアハッチもカーボン製で後ろが見えないので、バックミラーはデジタル画面にカメラ映像を映し出していた。



ホイールをはじめとして至る所にカーボンパーツを使って軽量化を図っていることもあり、GTS以上にハンドリングはシャープだ。前にRに乗った時には、足は想像ほどには硬くない印象だったが、この日は先にベースモデルに乗っているためか、硬さを強く感じて、私にはトゥーマッチだと思った。

というわけで、私が最も惹かれたのはベースモデルだったが、もはや売り切れ。と思ったら、なんと日本限定の“最後のおかわり”が発表された。すべてアルピーヌブルーメタリックで、ベースモデルが30台(999万円に値上げ)、GTSが30台、R70が10台の計70台だという。むろん、売り切れ御免。欲しい人は急げ!

■アルピーヌA110GTS(R70)
駆動方式 ミドシップ横置きエンジン後輪駆動
全長×全幅×全高 4205(4255)×1800×1250(1240)mm
ホイールベース 2420mm
車両重量 1130kg(1090kg)
エンジン形式 直噴直列4気筒DOHCターボ
排気量 1798cc
ボア×ストローク 79.7×90.1mm
最高出力 300ps/6300rpm
最大トルク 340Nm/2400rpm
トランスミッション 7段DCT
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン/コイル
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン/コイル
ブレーキ(前後) 通気冷却式ディスク
タイヤ(前後) (前)215/40R18、(後)245/40R18
車両本体価格(税込み) 1200万円(1790万円)

文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=神村 聖

(ENGINE2026年2・3月号)
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