RE雨宮ブースの一等地に展示されたモデルは、2025年と同様にドラッグストアチェーン大手マツキヨココカラ&カンパニーの社長が所有するFC3S RX-7だ。
懐かしい響きを感じる「マツキヨFC3ターボ風林火山」
2025年は「マツキヨ刻3ローターNA-7」というネーミングであったが、今回は車名を「マツキヨFC3ターボ風林火山」と変更している。

まずこの風林火山というネーミングだが、古くからRE雨宮のことを知っている方なら懐かしい響きだろう。RE雨宮レーシングで全日本GT選手権(のちのスーパーGT)に参戦していた故・山路慎一選手ドライブにより、筑波アタックでレコードタイムをたたき出したFC3S型RX-7に由来している。ロータリー乗り、RX-7乗りにとっては思い入れのあるネーミングというわけだ。

2025年に展示されたモデルには、NAの名が刻まれていることからもわかるように搭載された3ローターエンジンは自然吸気のものであった。今回のモデルは、3ローターエンジンにターボを組み合わせた仕様となっている。
AT免許で運転できる630馬力のハイパワーマシン
ベースのエンジンは、ユーノス・コスモに搭載された20B型で、RE雨宮によりサイドポート加工が施されたうえになんとターボチャージャーが3基装着されている。NAで435馬力を誇った出力はターボ仕様となったことで630馬力にまでパワーアップされている。

このハイパワーを受けとめるのはZF製の8HP50というトランスミッション。この変速機はなんと8速のAT。つまり2ペダル仕様でAT免許でも運転可能というわけだ。さらにパドルシフトも装備されているので、スポーツドライビングも十分に楽しめる。

ハイパワーを受けとめるタイヤはアドバンネオバでフロントが245/35R18、リヤが245/35R19というサイズ。サスペンションはスプリングがエンドレスのZEAL Function、ダンパーがエンドレスFunctionのRE雨宮スペック。ブレーキも同じくエンドレスのキャリパーキットが採用される。
昨年モデルも内装にレッドのパーツを使うなどしていたが、今年の仕様はよりピンクに近い色使いでフルトリムされている。ボディカラーがブルーで内装がピンクということでブルー&ピンクのコーディネートとなる。

じつはこのブルー&ピンクのコーディネートはRE雨宮のテーマカラーで、外装にブルー&ピンクを使ったモデルはチューニング業界では「ブルピン」と呼ばれ、RE雨宮のワークスモデルに使われている。

オートサロン会場で見るとエクステリアもさほどハデではないと感じるが、大型のウイングや大きく開いたフロントエアインテークなどはかなりの迫力。前後左右にはマツキヨココカラ&カンパニーのロゴが装着されているところにも注目だ。
文・写真=諸星陽一
(ENGINE Webオリジナル)