2026.04.24

CARS

車重590kgで172馬力、楽しさは乗ればわかる|ケータハム・スーパー・セブン2000に斎藤慎輔(自動車評論家)が試乗

斎藤慎輔さんが試乗したケータハム・スーパー・セブン2000

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2026年上半期イチオシのニューモデル33台にそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開している恒例の「エンジン・ガイシャ大試乗会」のリポート、今回はひたすら軽さにこだわったケータハム・スーパー・セブン2000に試乗した斎藤慎輔さんのリポートをお送りする。

「ひたすら軽さにこだわる」斎藤慎輔

スーパー・セブンが時を経るほどに、むしろ新鮮さが増すと感じるのは、多くのスポーツカーが更なる速さと快適性の両立を目指し「重さ」という足かせを避けられない中で、ひたすら軽さにこだわるという在り方と、車両側の制御に頼らない唯一無二のドライビング・フィールがあるからだ。



今回試乗したスーパー・セブン「2000」は、レーシーな雰囲気の「340」をベースに、ケータハム初期のスーパー・セブンの佇まいを内外装に施したものだ。どうあれ、たった590kg(車検証記載)しかない車重と、最高出力172psを発揮する2リッター直4デュラテックエンジンによる走りは、普通に運転する分には意外にも扱いやすさ抜群。

一方で、それなりに攻めて走らせようとすると、トラクションのかけ方やアクセルワークなど、基本的なドライビング・テクニックとしっかり向き合う必要がある。でも寒空の下、風に晒されながらも、なんだかんだ一番気分が盛り上がったのはこのクルマだった。

ワンメイクレース開催! ケータハム・カーズ・ジャパン/森田恭平さん

今年の目玉は、2026年より開幕するワンメイクレース「ケータハムカップジャパン」です。

本シリーズの主役は、軽規格のセブン170をベースに誕生した「SEVEN 170 CUP」。最大の特徴は、本格的なレース装備を備えながらナンバー付きの公道走行が可能である点にあります。自走でサーキットへ向かい、そのままの状態でレースに挑むという、英国伝統のモータースポーツ・スタイルを日本で展開します。

車両重量わずか440kgの車体と、スズキ製658ccターボエンジンの組み合わせは、数値以上のダイレクトなドライビングを提供します。誰もが等しくモータースポーツを楽しめる環境を整えた新たな試みにご注目ください。



■ケータハム・スーパー・セブン2000
全長×全幅×全高=3380×1575×1115mm。ホイールベース=2225mm。車重=560kg。1970~80年代のスタイルを現代技術で再現したヘリテージモデル。フォード製2リッター直4デュラテックエンジン(172ps、174Nm)を搭載し、0-100km /h加速は5.0秒以下。車両価格=1146万2000円。

写真=神村聖/茂呂幸正/望月浩彦/小林俊樹

(ENGINE2026年4月号)

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