トヨタが欧州仕様の「ヤリスクロス」の一部改良を発表した。見どころは、エクステリアの刷新だ。
RAV4と同じハニカムグリル
デザインが変更されたのは主にフロントまわり。フロントグリルはRAV4にも似たハニカム・パターンを採用し、ボディ同色仕上げとした。LEDヘッドライトにC字型のデイタイムライトを組み合わせ、。バンパー下部は、ホイールアーチのクラッディングと揃いの黒い樹脂素材をあしらう。
ボディカラーは2色の新色を追加。プレシャス・ブロンズとセレスタイト・グレーが加わり、シマーリング・シルバーが廃止された。ホイールは中間グレードである「ミッド+」の17インチと、上級グレードである「ハイ」の18インチが新型となる。
リサイクル素材を積極採用
内装には、ドアとダッシュボードにプラチナ色のトリムを採用。ミッド+のシートは、ハイと同様のスポーティな形状になり、プラチナ色のトリムと3トーンのステッチが入る。
ハイは一部をレザー表皮としたトリムも設定。組み合わせるのはサクラタッチと銘打ったサステイナブル素材で、植物由来PVCや廃棄コルク、リサイクルPETを原料とすることで、CO2削減に寄与する。ミッド+以上にはアンビエントライトとワイヤレス充電器を標準装備。ハイにはさらに、パワー・バックドアも備わる。
GRスポーツもラインナップ
また、GRスポーツはワイド感を強調したフロントバンパーと、ディフューザー形状のリアバンパー、切削加工の18インチホイールを専用装備。サスペンションも専用チューンとなる。
室内はグレーのスエード調素材に赤いステッチが入る専用スポーツシートを装着。ヘッドレストやステアリング・ホイールにはGRロゴが入り、ドアとダッシュボードにはガンメタのトリムを使用する。
ハイブリッドが中心
パワートレインは、130ps/185Nmのハイブリッドがラインナップの中心で、GRスポーツはFFのみ、それ以外では4WDも選択できる。0-100km/h加速は10.7秒だ。日本仕様と同じ116ps仕様はミッドグレードのFF車のみで、トルクは141Nmを発生する。
フランス生産の欧州仕様がいち早く改良を発表し、月内にも受注開始するのは、欧州市場のベストセラーモデルだということが大きな理由だろう。日本仕様も、おそらくこれに準じた仕様変更が、遠からず発表されるはずだ。

文=関 耕一郎 写真=トヨタ自動車 編集=新井一樹
(ENGINE WEBオリジナル)