2026.06.03

CARS

“4ドアのスーパースポーツ”とよぶべき圧倒的性能に感心!|自動車評論家の小川フミオがBMW M5ツーリングほか5台の注目輸入車に試乗

小川フミオさんが試乗した5台の輸入車のインプレッションを紹介!

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2026年上半期イチオシのニューモデル33台にそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開している恒例の「エンジン・ガイシャ大試乗会」のリポート。今回は自動車評論家の小川フミオさんが試乗した、5台のインプレッションを一挙紹介! 

アバルト500eツーリズモ・ハッチバック「日本車にはない遊び心」

日本車で得られないものを、しっかりそなえているクルマである。それはひと言でいうと、遊び心。ハンドリングでも、内外のデザインでも、好きなひとだけが振り向いてくれればよい、という思いきりのよさが最大の魅力になっている。



いたるところ凝りまくったエクステリア・デザインは一例だ。ヘッドランプの形状、小さなウインカー、サソリのエンブレムなど凝ったディテールとともに、凝縮感があって、力強く、キュートだけれどアグレッシブな全体のデザインがすばらしくよい。ベースの500eの登場は2020年だけれど、アバルト500eもまったく古びて見えない。内装はレーシーなシートが“やる気だね”と笑顔を誘う。

航続距離はメーカー発表値で303kmなので、まずいかなと思っていたら、やっぱり、ふたりのジャーナリストが試乗したあと乗ったら、バッテリー残量はけっこう危険な領域。まあ、とばすと乗り心地はけっこう硬めなので、適度な速度で流し、ただしカーブではクイックなステアリングによるスポーティな操縦性をじゅうぶん楽しめた。それでよい。

BMW M5ツーリングM xドライブ「言葉が出ないほど感心」

圧倒的な突き抜け感。BMWがMモデルを送り出していらい、日本にもこんなクルマがあればいいと思っていたけれど、でてきていない(溜息)。速くてぜいたく、という組合せがむずかしいのだな。



M1のために開発された“ビッグシックス”を載せた初代M5(1984年)の印象を、私はいまだにひきずっているが、V8になった94年の3代目以降もスポーティさは失われず、プラグイン・ハイブリッド化した4.4リッターV8搭載の最新モデルに乗ると、4ドアのスーパースポーツとよぶべき性能ぶりに言葉が出ないほど感心。

一緒に乗ってくれたEPC会員のANさんも的確にBMWの美点を指摘してくれていたのだが、「あっというまに吹けきるエンジンの回転マナーがすごい!」などと感激している私は、こっちのほうで頭がいっぱいになってしまった。

私はこのクルマで軽井沢まで行ったこともあるが、乗るたびに感心する。そういうクルマはポルシェやフェラーリのようなスーパースポーツぐらいだと思っていたが、なんとステーションワゴンでもあったのである。

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