2026.04.14

CARS

年内に発表予定の新型三菱パジェロ その歴代モデルとパジェロの始祖を解説する【オートモビルカウンシル2026】

1982年にデビューした三菱パジェロ。すでに40年近くが経過した。

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2026年も千葉県の幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル」。2023年から出展を開始している三菱自動車が今年もブースを構えた。

4回目のオートモビルカウンシル

今回で4回目の出展では、4月1日から代表執行役社長兼COOに就任したの岸浦恵介氏が登壇するとともに、「三菱自動車らしさの過去と未来」をテーマに、1982円に発売した初代パジェロをはじめ、その礎となった三菱ジープなど、5台のSUVを展示した。今回は展示されたモデルについても解説しておこう。


J11デリバリ・ワゴン(1953年)

三菱ジープは、中日本重工業(のちの三菱重工業)が米国ウィリス・オーバーランド社との提携によりノックダウン生産した本格4WD車。三菱自動車工業は1970年に設立された会社で、それ以前は三菱重工業の自動車部門が三菱ブランドのクルマを製造していた。J11デリバリ・ワゴンは2.2リッター・ガソリンエンジンを搭載し、後輪駆動、および前後直結式の四輪駆動を選択できるパートタイム式4WDを採用。展示車は左ハンドル、2ドアの5人乗りモデルだ。


パジェロI(1973年)


第20回東京モーターショーに出品したコンセプトカー。「パジェロ」の名を冠した初の車両。つまり、量産車「パジェロ」の原点。見てのとおりジープをベースとしたオープンバギースタイルを採る。展示車は2.3リッター・ガソリンエンジンを搭載。1979年には1トンピックアップのフォルテ(現在のトライトンの先祖)をベースとしたコンセプトカーの「パジェロII」が第23回東京モーターショーに出品された。


初代パジェロ(1982年)

4WDモデルといえば林業などで使われる業務用車両が一般的だった時代に、乗用車感覚で使いこなせる新しい4WDとして発売。大ヒットモデルとなる。当初はショートホイールベースのみでメタルトップとキャンバストップを設定。1983年に4ドアのロングホイールベースが追加となった。ディーゼルとガソリンエンジンを設定し、展示車は2.4リッター・ディーゼルエンジンを搭載。


2代目パジェロ(1991年)

すでに大人気となっていたパジェロは1991年にフルモデルチェンジ。2代目はショートホイールベースがメタルトップとソフトトップ(Jトップ)の2種、ロングホイールベースがミッドルーフと呼ばれる標準ルーフとキックアップルーフと呼ばれるリア側がハイルーフになる2種。さらにオーバーフェンダー付きと無し、ワゴンとバン、直4ディーゼルと直4ガソリン、V6ガソリンと多彩なバリエーションを誇った。採用された4WDシステムは、ビスカスカップリング内蔵センターデフ付きフルタイム4WDと、直結4WDおよびRWDに切り替えられるパートタイムと4WDを選べるスーパーセレクト4WDという2つの機構を用意していた。展示車は3.0リッター・ガソリンエンジンを搭載。


ダカールラリー総合優勝車両(1985年)

パジェロといえばダカールラリーというイメージを強く持っている方も多いだろう。パジェロが初めてダカールラリーにチャレンジしたのは初代モデルが登場した翌年である1983年のこと。当時はパリをスタートしてダカールでゴールするまさに「パリダカ」であった。1983年の参戦クラスは市販車無改造クラスで初参戦し初優勝した。翌1984年は市販車改造クラスで参戦しクラス優勝。総合でも3位となっている。そして参戦3年目となる1985年はプロトタイプクラスで参戦し、総合優勝を果たした。展示していた1985年の優勝車はその40周年となる2025年に走行可能な状態までレストアされた。



文・写真=諸星陽一 編集=新井一樹

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