国産腕時計の個性派オリエントスターがブランド75周年記念した限定モデルを数多くリリースしている。その中でも美しいグレーダイヤルが印象的な「M45 F7 スモールセコンド」を、時計ジャーナリストの菅原 茂がリポートする。
オリエントスター M45 F7 スモールセコンド

独自のスタイルで機械式の魅力を発信するオリエントスターは2026年にブランド75周年。時針と分針の2針、パワーリザーブ表示、スモールセコンドのみで構成されたシンプルなダイアルとコンパクトなケースを特徴とする「M45 F7 スモールセコンド」の75周年記念限定モデルのグレーダイアルは、繊細な粒状のテクスチャーと光沢を抑えた仕上げが施され、「星粒(ほしつぶ)」と呼ぶ、星が穏やかに煌めく夜空の情景を描き出す。
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径39mm、3気圧防水。500本(国内200本・海外300本)限定。14万3000円。
懐中時計のようなルックスが魅力

国産時計の中では規模は大きくはないブランドとはいえ、シリコン製ガンギ車を独自開発したり、興味深いダイアルを探求するなど、国内外の時計通に期待を抱かせるような「何か」を秘めている個性派がオリエントスターだ。
3月発売の75周年記念限定モデル「M34 F8 デイト」では、お家芸と呼べるシリコン製ガンギ車搭載の自社ムーブメントと本物のメテオライトダイアルを組み合わせたが、すでに完売というからスゴイ。
さて自分が75周年記念限定モデルの中で選ぶなら「M45 F7 スモールセコンド」だろう。自動巻き腕時計だが、中2針スモールセコンド、ローマ数字、ノンデイトというまるで懐中時計のようなルックス。しかもダイアル色は好みのグレー、そしてザラッとしたマットな質感も魅力的だ。
おまけに15万円以下で手に入るから、自分にとってはいいことずくめ。こうした現行品はありそうでない稀少品ではないかと思う。たぶんそうだよね。
問い合わせ=オリエントお客様相談室 Tel.042-847-3380
文=菅原 茂
(ENGINE2026年5月号)