2026.04.26

CARS

フェラーリの基礎にもなったピニンファリーナ門外不出の御神体、アバルト750レコルドを画像で再び振り返る【オートモビルカウンシル2026】

2026年4月10日から12日までの3日間に千葉・幕張メッセで開催されていたオートモビルカウンシル2026では、日本では対面する機会がまずないような激レアモデルも数多く展示される。「Designed byピニンファリーナ」と題したテーマ展示で、最上級のレア度を誇るのは、「フィアット・アバルト750レコルド・エンデューロ・ピニンファリーナ」だ。

1957年に製作


当時、フィアット車をベースにレース活動やチューンング事業を行っていたアバルトは、1956年から速度記録への挑戦を開始する。最初の車両はベルトーネが担当したが、翌1957年にはピニンファリーナと手を組み、このクルマを製作した。


72時間で平均165.37km/h


当初はOHVエンジンを積み、72時間で平均165.37km/hの記録を樹立するが、のちに名エンジニアのジョアッキーノ・コロンボが設計した747ccユニットへ換装。DOHCを意味するビアルベーロの名で知られるこの名機と、トリノ工科大学の風洞施設から生まれた空力ボディの組み合わせで、数多くの速度記録を打ち立てた。

セルジオ・ピニンファリーナはこのクルマを、フェラーリをはじめとする後年のデザインの基礎になったと振り返っており、ピニンファリーナのギャラリーでは、もっとも奥に長く鎮座していたとか。主催者が、門外不出の御神体と紹介するこの750レコルド・エンデューロは、会場入り口を入ってすぐの展示コーナーで、来場者を迎えてくれる。

この長くて低い、流麗なフォルムのボディや、タイトなシングルシーターのコックピット、驚くほど細いテールパイプや、フラットに成形されたフロアまで、自分の目で確かめられる、貴重な機会だ。



文・写真=関 耕一郎 編集=新井一樹

(ENGINE WEBオリジナル)

advertisement



RELATED

advertisement