2026.07.11

LIFESTYLE

トレーラーハウスを活用する新発想の自然共生型ホテル「BLANC YATSUGATAKE」がオープン 窓から望む南アルプスは最高の眺め

ベッドサイドの窓から見える南アルプスの山々は必見。「BLANC YATSUGATAKE」 1泊朝食付き・税込み8400円/名(Standard Villa・2名利用時)~トレーラーハウスとは思えないシンプルで落ち着いた室内が自慢。

全ての画像を見る
建築制限などで利用が難しかった土地も活用できる、車輪付きトレーラーハウスを使ったホテルリゾートを運営する「BLANC」が、国内3カ所目となる「BLANC YATSUGATAKE」をオープン。試泊で体験してきた。

絶妙な自然との距離感の新しいリゾート

山梨県北杜市須玉町に新しくオープンしたリゾートホテル、「BLANC YATSUGATAKE」の自慢は、壁一面の大きな窓から見える自然の風景だ。おすすめは光が劇的に変わる朝夕の時間帯。特に夜明けの一瞬は素晴らしかった。

南アルプス・エリアに並ぶスウィート・ヴィラとスタンダード・ヴィラ。朝焼けの南アルプスを望む。

ほんのり赤く染まる明け方の甲斐駒ヶ岳。

朝目が覚めると、大きな窓越しに赤く染まった南アルプスの峰々が見えた。息をのむような美しさに思わず鳥肌がたつ。モルゲンロートだ。ベッドのヘッドボードにもたれて絶景を眺める至福の時間。これだけでもここに来た意味がある。

その窓にピタリと寄せられたベッドからは、刻々とうつり変わる山々の表情や森の静寂、夜空にちりばめられた星々を浴びるように楽しむことができる。

取材で訪れたこの日の夜は、そんな窓から甲斐駒ヶ岳の上に光る受け月を見て、20世紀のアメリカを代表する女性画家、ジョージア・オキーフがかつて暮らしたサンタフェの家のことを思い出した。寝室の大きな窓がお気に入りだった彼女は、そこから見えたニューメキシコの砂漠地帯の大自然に癒やされ、多くのインスピレーションを得たという。



もちろん砂漠と山では見える風景も全然違うが、「BLANC YATSUGATAKE」の窓にも心地よい不思議な魅力があると思った。

自然を楽しむ施設もキャンプ場からホテルまでと様々だが、「BLANC YATSUGATAKE」の魅力は隔絶し過ぎない、近づき過ぎないという絶妙な自然との距離感にある。キャンプではワイルド過ぎる。かと言ってホテルでは物足りない。自然との近さで言えばグランピング、快適性とプライベート感はホテルのコテージと言った感じだろうか。そんな自然のなかの非日常感を身近(リーズナブルという意味でも)に愉しめるようにアップデートしたのが、「BLANC YATSUGATAKE」だ。



運営するのは「BLANC」というスタートアップ企業で、今回の八ヶ岳は自然共生型ホテルを謳う宮古島と富士に続く国内3例目の施設になる。共通するのは宿泊棟やレストラン、フロントなど、すべてに車輪のあるナンバー付きのトレーラーハウスを活用していることだ。これにより建築制限などで利用が難しかった土地も活かすことができ、大規模な造成を必要としない自然に優しいサステナブルな施設運営が可能になったという。

「BLANC」が提案する余暇の魅力はその社名にあるとおりの「余白」だ。それは開発し過ぎずその土地の良さをできるだけそのまま生かす考えにも共通する。

advertisement



RELATED

advertisement