2026.05.04

CARS

【100台限定】トヨタGRヤリス「MORIZO RR」に乗る| 大人向けのチューニングが施された史上最高のGRヤリスだ!

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」に試乗した。

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2026年5月下旬、GRヤリスのスペシャル・モデル2台が、限定で登場する。「GRヤリス MORIZO RR」と「GRヤリス Sebastien Ogier 9x World Champion Edition」だ。いずれも日本100台、欧州一部地域100台の計200台のみの限定となる。そのうち「MORIZO RR」に、わずか15分ながら、試乗する機会を得た。

1日に2個しか生産できないリアスポイラーを搭載

「MORIZO RR」は、GRのマスタードライバーであるモリゾウこと豊田章男会長が参戦した2025年のニュル24時間耐久レースからのフィードバックをもとにつくり上げたGR-DAT搭載の特別仕様車だ。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」

ボディカラーは専用の「グラベルカーキ」。大人っぽくてイマっぽい、素晴らしくいい色だと思う。それに、ニュル24時間で開発したカーボン製のリアスポイラー、カーボン製エンジン・フードをはじめ、数々の専用エアロパーツがつく。美しいデザインのリアスポイラーは、なんと1日に2個しか生産できないのだそうで、それがこの限定台数の少なさの原因になっているらしい。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」

エクステリアではその他、マットブロンズに塗られたホイールや、その奥に覗くイエローのブレーキ・キャリパーが装備され、リアハッチには専用のエンブレムがつき、フロント・ガラスにはMORIZOのサインが入る。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」

一方、インテリアを見ると、ブラックのスエード表皮にイエローのステッチが施された専用ステアリングをはじめ、シフトノブやパーキング・レバーから座り心地もホールド感も抜群のスポーツシートまで、すべてが大人っぽいシックな黒と黄色で統一されている。

しっとりとした大人っぽい乗り味

乗ってみると、乗り味は見た目通りで、もちろん、とことんスポーティでありながら、しかしそれだけではなく、しっとりとしていてしなやかな大人っぽい感覚を持っている。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」のインテリア

それはどうやら足回りに特別なチューニングが施された結果で、ニュルブルクリンクのように激しい起伏を持つサーキットを安定して走るためには、ただ足を固めるだけではなく、むしろ、ストロークさせてしっかりと動きながらも路面に吸い付くような減衰力特性でなければならない。そうやって突き詰めて行ったところ、スポーツ走行性能と日常での乗りやすさを両立させた、この素晴らしい乗り味になったということらしい。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」のインテリア

電動パワステのチューニングも専用で、「クルマとの対話」を楽しめるようにすることを狙ったという。なるほど、それでこんなに、しっとりとしていて大人っぽい操舵感なのかと合点がいった。

今回は時間がなくて試せなかったが、4WDモードの設定が、ベース車の「GRAVEL」に置き換えて「MORIZO」モードとなっており、これは前後50対50のトルク配分なのだそうだ。モリゾウ氏がニュルを安心して走れるのはこれだと言ったところから来ているのだという。機会があれば、ぜひ山道やサーキットで試してみたいものだ。

トヨタGRヤリス「MORIZO RR」

個人的な感想で恐縮だが、正直なところ、これまで試乗してきたGRヤリスの中で、一番欲しいと思ったモデルが、この「MORIZO RR」だ。ちなみに、RRというのは、ルーキー・レーシングから来ているのだとか。5月下旬に受注を開始し、抽選で販売されるが価格等は未発表だ。

 文=村上 政(ENGINE総編集長) 写真=トヨタ自動車

(ENGINE Webオリジナル)
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