2026.07.31

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1本をシェアして使える!A.ランゲ&ゾーネ サクソニア・アニュアルカレンダー

ちょうどいいサイズになったサクソニア・アニュアルカレンダー

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新作が発表される春の一大イベントであるウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、W&WG)が2027年4月5日から11日開催されることが発表され、早くも来年の新作や記念モデルなどが気になっている人もいるのでないだろうか。今回は、2026年4月に開催されたW&WG 2026で発表されたA.ランゲ&ゾーネの話題モデルを振り返ってみよう。

コンパクトになって使いやすさが向上した!サクソニア・アニュアルカレンダー

2010年の登場から16年、修正が1年に一度で済むアニュアルカレンダー機能と、アウトサイズデイトおよび曜日、月、ムーンフェイズがバランスよく並ぶ独特のダイアルを継承しながら、ムーブメントとケースサイズをリニューアルした。



自動巻きムーブメントは、オフセンターローターのL085.1からセンターローターの最新自社製キャリバーL207.1に変わり、パワーリザーブも46時間から60時間へと向上。ケース直径は38.5mmから36mmに小型化され、新たなフィット感を生む。バリエーションは、ピンクゴールドとホワイトゴールドの2種類。防水性能は30m。価格は要問合せ。



カレンダーとムーンフェイズ表示は、各プッシュボタンで個別に調整可能だが、10時位置のプッシュボタンを使えば一括に進められる。

これぞ似て非なる新世代モデル

以前も存在していた気がするが、記憶違いだろうか?最初に見たときに、どこかもやもやした既視感を覚えた。



過去に書いた記事を調べたら、あったあった。2010年のSIHH(旧ジュネーブサロン)である。同年の展示会で発表された新作のひとつだった。そうか、今年の「サクソニア・アニュアルカレンダー」は、以前と同じデザインを用いながら、サイズやムーブメントが違っているのだな。既視感を脱してリニューアルの要点を見ると、最近のトレンド感にもマッチする、巧みに計算されたモデルなのだと気づいた。



男女を問わず着けやすいコンパクトでスリムなケースで、複雑時計といっても高度なパーペチュアルカレンダーでなく、より現実的で実用的なアニュアルカレンダーであること、そして今や自動巻きでは当たり前の長時間パワーリザーブなどだ。いつもながら、奇抜なデザインや機構で新しさを打ち出すのとは無縁のアプローチは、お見事というほかないです。

文=菅原 茂、Web編集=齊藤優太

(ENGINE2026年7月号)

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