2026.07.24

WATCHES

小型化しただけではない!5年の月日をかけて開発したオーデマ ピゲ ロイヤル オーク クロノグラフ

自社製ムーブメントを搭載した38mmケースのオーデマ ピゲ ロイヤル オーク クロノグラフ

全ての画像を見る
新作が発表される春の一大イベントであるウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、W&WG)が2027年4月5日から11日開催されることが発表され、早くも来年の新作や記念モデルなどが気になっている人もいるのでないだろうか。今回は、2026年4月に開催されたW&WG 2026で発表されたオーデマ ピゲの話題モデルを振り返ってみよう。

5年の歳月をかけて開発された!ロイヤル オーク クロノグラフ

ウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブに初参加したオーデマ ピゲ。

注目を浴びる「ロイヤル オーク クロノグラフ」の新作は、2019年に初登場したコンパクトな38mmケースを採用しながら、キャリバー2385に代わり、5年をかけて開発された自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバー6401を搭載したモデルだ。



垂直クラッチを備えた一体型コラムホイール式クロノグラフのキャリバー6401は精度と信頼性に優れている。

また、38mmの「ロイヤル オーク クロノグラフ」では初めてサファイアクリスタルのケースバックを採用し、グランドタペストリー模様の「ナイトブルー、クラウド50」ダイアルのレイアウトも刷新。



パワーリザーブは約55時間。ステンレススティール、5気圧防水。価格は594万円だ。

自社製クロノグラフはインダイアルの配置に注目!

38mmのクロノグラフの新作は、小径化の趨勢に乗っかった……わけではない。同サイズ・同機構は、既存にもあった。変わったのは中身、すなわちムーブメント。完全自社製のキャリバー6401に置換されたのだ。



個人的には、自社製礼賛ではない。そもそも既存の38mmが積んでいた2385は、一体型で垂直クラッチを先駆けたフレデリック・ピゲ社製の名機1185がベースだった。しかしいかんせん設計が古く、駆動時間や振動数が現代にマッチしていなかった。

それが新型の6401によって、パワーリザーブは約15時間延長され、毎秒6振動から8振動となったことで耐衝撃性と携帯精度が高まった。また自社製搭載に伴いケースバックがトランスパレント化され、見事なパーツ仕上げが見られるようにもなった。

※画像はゴールドモデル

さらなる評価ポイントは、ダイアルにある。インダイアルの配置バランスが良好になったのだ。わずかな違いだが、並べて比べると新作の方が格段に視覚的に心地いい。クロノグラフは自社製が勝る……のかも。

文=高木教雄、Web編集=齊藤優太

(ENGINE2026年7月号)

advertisement



RELATED

advertisement