2026.08.26

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語るに値するストーリーを持つクロノグラフの銘品|歴史的モデルへのオマージュを捧げたブレゲ「タイプ XX」【クルマ好きのための時計選び】

ブレゲ タイプ XX 2075

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自らステアリングを握るコクピットの住人=Cockpit Dwellerと、助手席のパートナーに贈る特集。クラシカルな三針モデルからアバンギャルドな新鋭まで。“ドライバーズ・ウォッチ”の競演をお楽しみあれ!

今回はブレゲを象徴するクロノグラフを紹介。70年の歴史と物語が、飛行機&クルマ好き、モータースポーツ好きを魅了する。

ブレゲ タイプ XX 2075

ブレゲ タイプ XX 2075

20世紀の航空界で重要な役割を演じたブレゲを象徴するクロノグラフがフランス空軍や海軍航空隊に採用された「タイプ XX」。このモデルは、1950年代半ばに民間用として3本のみが作られた第1世代のゴールド製「タイプ XX」から想を得て現代に復刻。ブラック仕上げのアルミニウムダイアルや数字とインデックス、3時位置の15分積算計、9時位置のスモールセコンド、細身の回転ベゼル、当時と同サイズの直径38.3mmケースなど、細部まで忠実に再現。またオリジナルに合わせて開発されたフライバック機能付きのクロノグラフムーブメントは、毎時3万6000回の高振動で約60時間のパワーリザーブが備わる最新鋭。手巻き。ブレゲゴールド。5気圧防水。657万8000円。

機能、色合いとも好事家に響く|細田雄人

クルマとの相性が抜群なクロノグラフ。特に航空機がウェイポイント間の平均速度の算出や進入タイミングを計算するフライバックは、サーキットでのラップタイム計測やクラシックラリーの区間計測にもってこいの付加機構である。そんなフライバック機構を搭載して、実際にフランス空軍のパイロットが使用していた軍用器の歴史を持つブレゲ「タイプ XX」は、スペックや歴史を重要視する硬派な時計好きがドライブのお供に選ぶにはぴったりだ。しかし大切なのは、それほど時計に詳しくないクルマ好きにもこの時計を勧められるということ。繊細とされるフライバックでも随一の堅牢さを持つから扱い易いし、何より“黒×金”のカラーリングはモータースポーツ好きに響くはず。

ブレゲ タイプ XX 2075

航空だけじゃなかった!|菅原 茂

ブレゲは面白い。現代の時計にも生かされている数々の発明や複雑機構はもちろんだが、時計自身がブレゲの歴史やエピソードを語るストーリーテラーを演じているから。創業250周年を記念して昨年発表されたこの「タイプ XX」も、1955年に作られた幻のゴールド製クロノグラフを70年を経て甦らせたのだから、思わずストーリーに引き込まれてしまうわけです。「タイプ XX 」はフランス航空界で名を馳せただけでなく、例えば1959年のモンテカルロラリーや60年のF1ワールドチャンピオンシップの優勝者に贈呈されるなど、カーレースとも無縁ではなかった。こんなトリビアを知れば知るほど、クルマ好きにもブレゲが面白く思えてくるに違いない。

ブレゲ タイプ XX 2075

文=ENGINE編集部 写真=奥山栄一

問い合わせ=ブレゲ ブティック銀座 Tel.03-6254-7211

(ENGINE2026年9・10月号)


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