2026.08.30

CARS

4~5か月待ちだがまだ買える 待望の日産フェアレディZのマイナーチェンジが販売開始

昨年北米で先行公開され、日本でも大きな注目を集めている7代目現行型日産フェアレディZのマイナーチェンジモデルの国内導入が開始された。

Zエンブレムを採用


外観では、標準車のフロントまわりを変更。ノーズ先端を延長した新型バンパーの採用により、初代S30型のルックスにより近づいた印象だ。バンパー内のダクトやソナーの配置を見直し、フロントリフトを3.3%、空気抵抗を1.0%、それぞれ低減。冷却風の流路も最適化している。また、ニスモを含む全車のフロントエンブレムを、日産マークからZ32型以来となるZのエンブレムに変更している。


グリーンの新色を追加


18インチ・ホイールはリムに幾何学パターンの切削加工を追加。これは3代目のZ31型に装備されたエアロディッシュ・ホイールへのオマージュだという。組み合わせるハイグリップタイヤは接地面を楕円形状とすることで転舵時の接地長を長く取りつつ、快適性との両立も実現する。

ボディカラーは、新色の雲龍グリーンとスーパーブラックの2トーンを加えた10色展開に変更。雲龍グリーンはS30型のグランプリグリーンに着想を得たカラーだ。


新ダンパーで走りも刷新


内装にはS30型をイメージしたタン色を新規設定。さらに、12.3インチのフルカラー液晶メーターに、初代から現行車までのシルエットが登場するオープニングムービーを追加した。

走行性能面では、バージョンSとバージョンSTの19インチ・ホイール装着車に、大径モノチューブダンパーを装備し、受圧面積を26.6%拡大。操縦性と乗り心地の改善を図った。また、4輪アルミキャリパーの対向ピストンブレーキや、ブースター特性のチューニングにより、制動力やコントロール性も高めている。


ニスモにもMT


スポーツモデルのニスモにも同時の改良と変更を加えている。変速機にはニスモ初の6段MTを追加。ショートストロークの専用タイプで、MT車のスロットルと点火の制御も専用チューンとなる。

走行モードは街乗りや長距離走行に適したスタンダードと、高回転域のアクセル・レスポンスとエンジン音を高めたスポーツの2段階。姿勢安定制御装置のVDCにはニスモ専用のトラクションモードが用意された。

ブレーキはキャリパーに新色のブライトレッドを導入。2ピースのドリルドディスクで軽量化と放熱性向上を果たし、重量低減に合わせてサスペンションは再セッティングされた。ステアリングは低フリクションラックを採用。スムーズな操舵感と、思い通りのラインを描けるコーナリング性能を目指している。


ニスモはほぼ1000万円


標準仕様とニスモ全車共通の改善点としては、横Gが高まった場合にも安定した燃料供給できるように燃料タンク内にチャンバーを追加。衝突被害軽減ブレーキの検知機能に対自転車を追加。ワイヤレス充電器には走行中に端末をずれにくくするマグネットや充電性能を安定させる冷却ファンを内蔵した。

価格は、標準車が573万7600〜699万9300円、ニスモが975万2600円。日産の発表によれば、フェアレディZの納車待ちは4〜5ヶ月程度とのこと。過去には長期化に不満の声が高まっただけに、生産が順調に進むことを期待するばかりだ。



文=関 耕一郎 写真=日産自動車 編集=新井一樹

(ENGINE Webオリジナル)
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