◇Catania Airport(カターニア空港)借り入れ、Palermo Airport(パレルモ空港)返却
取材旅行前に、海外総合レンタカーサイトにて予約。「winrent」からオートマのステーションワゴンを借りることにしました。winrentの貸し出し場所をGoogleマップで調べると、カターニア空港を出て右手200mくらい。空港の到着ロビーにも「Autonoleggi(Rent a car)」という標識があって、同じ方向を示していました。3分ほど歩くとレンタカー会社10数社の看板が見え、winrentのカウンターへ。
レンタカーの車名を聞くとアジア圏のクルマでした。予約はカテゴリーのみの指定で、ブランド指定はできませんが、無理を承知で「ヨーロッパ車か、できればイタリア車にしてほしい」と頼んでみました。気のいい担当者は「今日、ちょうどFIAT(フィアット)の新車が入ったからどう? オートマじゃないけど」と答えてくれ、もちろんお願いしました。海外のほとんどのレンタカー会社では、借り入れ時に、事故の際に免責金額を支払う必要がないオプションがあることを説明されます。こちらもお願いしましたが、カターニア市内では無効と言います。それだけ物騒な街なのかもしれません?
クルマの鍵を受け取り、教えられた駐車ナンバーの場所へ。そこには白のフィアットTIPO(ティーポ)が。日本では現行型の正規輸入はなく、見慣れないクルマでもイタリア車というだけでうれしい。走行距離は48km。10年以上ぶりの左ハンドル、マニュアル・ミッションも、2、30分乗ると不思議と身体が思い出してきます。ただ、急な坂道発進では、冷や汗ものでしたが。
返却先はパレルモ空港。コーディネ-ター・河村さんのアドバイスでは、空港の近くにはガソリンスタンドが少ないため、早めに給油したほうがいい(満タン返しの場合)とのこと。20kmくらい手前のガソリンスタンドで給油してパレルモ空港へ。空港内に入ると、オレンジの「RENT A CAR RETURN」標識が出てくるので、それに従って進みます。最後の大きな標識で入口をスルーしてしまいましたが、空港ターミナルを1周して無事返却所へ。カターニア空港は(パレルモ空港も)巨大空港ではないので、焦らず標識に従って進めば問題ありません。
文=山元琢治(ENGINE WEB) 写真=増田岳二 コーディネ−ター=河村悦子
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