工業製品だからコストの制約があるのは当然ながら、コストを言い訳にしていることが乗った途端に感じられるクルマは論外。様々な制約を乗り越え、技術者が誠心誠意尽くして作り上げたことが伝わる20台を選びました。
ただ速いだけじゃない。ゆっくり走っていてもクルマのクォリティがジワジワと伝わってきて乗り飽きない。毎日使えるスーパーカー。
2位 アルピーヌA110
サイズもパワーも足回りの限界も、すべてが公道で走るのにちょうどいいスポーツカー。ソフトめの乗り心地も良好。価格も現実的。
3位 ランボルギーニ・ウラカン/ウラカン・エヴォ(ともにスパイダー含む)
4WS、4WD、トルクベクタリングなどを駆使して振り回し放題の走りが楽しめる。電子制御に助けられているのに気づかない点も秀逸。
4位 ポルシェ911GT3/911GT3 RS
ドライバーの操作に対する反応も速ければ、クルマの動きをドライバーに知らせる伝達系も素早い911GT3。スポーツカーのスリルに満ちた1台。
5位 フェラーリ812スーパーファスト
V12エンジンの官能性もさることながら、グランツーリズモとしての資質も秀逸。自動車で味わうイタリアン・ラグジュアリーの頂点。
6位 アウディA6セダン
エア・サスペンションでないことが信じられないハンドリングと快適性のバランス。ドライブトレインを含め、未来感を満載した新世代セダン。
7位 ロールス・ロイス・ドーン(ブラックバッジ含む)
骨までとろけるような優しい乗り心地は現行ロールス・ロイスのなかで随一かも。インテリアの華やかさも〝ロールス・スタンダード〞で感動的。
8位 BMW3シリーズ・セダン
ハンドリング、乗り心地、動力性能のバランスがバツグン。BMWの新世代プラットフォームでベストな仕上がり。やっぱりBMWは3シリーズに限る?
9位 ベントレー・コンチネンタルGT(コンバーチブル含む)
パナメーラと共通のプラットフォームを得てスポーツ度が向上。でもベントレーらしさはもちろん失われず、GTとしての奥行きがグンと広がった。
10位 メルセデス・ベンツSクラス・セダン(AMGS63/S65を除く)
デビューから時間が経つほどに熟成されるメルセデスの法則は健在。直6エンジンであればガソリン、ディーゼルともに官能性高く、お勧め。
11位 ホンダNSX
マイナーチェンジでシャキッと感が増した和製スーパー・スポーツカー。電子制御4WDのコーナリングはもちろん、シームレスな加速感も感動的。
12位 ルノー・メガーヌ(ルノー・スポールを含む) ルノーはシャシー作りで一頭地抜け出した感あり。メガーヌRSはニュートラル、“カップ”はオーバーステアと味付けも明確。ライバルも形無しだ。
13位 アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラ
メーカーが主張する“スーパーGT”という言葉以上に走りは硬派。とはいえアストンゆえにある種の余裕と大人の色気も漂う。懐深いスポーツカー。
14位 フォルクスワーゲン・アップ!
個人的に6年以上乗り続けているが、いまだ色あせないコンパクト・カー。乗り心地、ハンドリングともに秀逸。偉ぶらないデザインも好み。
15位 ジャガーIペイス
電気自動車云々の前に、ハンドリングと乗り心地がよくて格好いい。400kmを越す航続距離も十分以上。安心して使える初めてのEVかも?
16位 プジョー308(308GTi by プジョー・スポールを含む)
存在は地味だけど、乗ったら腰抜かします。快適な乗り心地はプジョー伝統の〝ネコ足〞そのもの。新開発1.5ℓディーゼルの滑らかさも感動的。
17位 ボルボV60(クロスカントリー含む)
知的で控えめで上質な内外装は私の理想に限りなく近い。新世代ボルボの弱点だった〝硬めの乗り心地〞もほぼ解消。乗れば人気の秘密が呑み込める。
18位 ランドローバー・ディスカバリー
オフロードにいけば数多あるSUVとの差は歴然。信じられないような難コースもなんなく走破できる。やっぱりランドローバーはこうでなくちゃ。
19位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
本格クロカン4WDのオフロード性能を100万円台半ばで実現。オンロードでは並みの軽自動車以上の快適性を発揮。これぞスズキの良心!
20位 マツダCX-8
デザイン、ハンドリング、乗り心地、そしてドライビングポジションまで、すべてが欧州基準のCX-8。基準外は300万円台で買える価格のみ?
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