この「電動化」の時代に、今回も(ハイブリッドを含む)電動車は1台もなし。いや、アタマではその種のハイテクに興味津々なのに、自分で乗るときだけ純エンジンに固執するって、つまりは何かの依存症でしょうか(笑)。
ミドシップ次期型が見え始めたら、さらに愛おしく なるFRスポーツカーの歴史的傑作。正義のエンジ ニアリングで、超速ながら優しい乗り味。
2位 アルピーヌA110
古典的なカタチからフランスチックな優しい乗り心地、そしてアマチュアでも振り回せる操縦性……まで、すべてが見事に統一された高度な商品。
3位 ケータハム・セブン(全モデル含む)
未来のあるべきスポーツカーは電動化でもエアロスタイルでもなく、これだと思う。超軽量・超簡素ゆえにガソリンもタイヤも驚くほど減らない(笑)
4位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
20年ぶりのフルチェンジですべてを新開発しながら基本構造は何ひとつ変えなかった生ける伝説。軽もいいけど、シエラの動力性能向上が印象的。
5位 ルノー・メガーヌ(ルノー・スポールを含む)
本命R.S.の登場で四輪操舵システムの真の目的が判明。とにかくリア限界高く、小舵角で曲がる!これなら可変ダンパーも大型ウイングも不要!?
6位 ジープ・ラングラー
乗るたびに世のSUVがすべてインチキに思えるホンモノ。新開発のフルタイム4WDと4気筒ターボの投入で戦闘力と商品力はさらに増し増し。
7位 ロータス・エリーゼ(カップ250GPエディション、スポーツ220II含む)
素っ裸で路面に寝そべるかごときリアル感と、とろけそうに快適な乗り心地。この至上の味を20年前からずっと維持し続けているロータスの驚異。
8位 ホンダ・シビック・タイプR
ルノー・スポール信者の私ですら「新型メガーヌR.S.がこれに勝つのは至難の業か!?」と白旗を上げたくなる超速ホットハッチ。乗り心地もいい。
9位 アウディRS3セダン
速すぎるクルマはときに味が薄くなりそうだが、伝統の直列5気筒のビートがほかにはないスパイスになっている。最も濃厚味のアウディと思う。
10位 ルノー・カングー
いったい、この芳醇な走りを超える背高グルマがいつになったら現れるのか……というくらいの最上級ドライバーズ・カー。巨大な荷室はオマケ。
11位 トヨタ・ハイラックス
ジムニー、ラングラーとならぶ、いま日本で買える三大ワークホースの1台。ランクルのみならず〝TOYOTA〞は世界に冠たるヨンク・ブランドだ。
12位 ランボルギーニ・ウラカン/ウラカン・エヴォ(ともにスパイダー含む)
失禁しそうなほど快感の自然吸気V10……を手足のように操れる理知的な骨格やサスペンション……を包み込むザ・スーパーカー・デザイン。完璧。
13位 日産GT-R(GT-Rニスモ含む)
スーパーカーなのにセダン・ライクな実用性は貴重。機械は古くなりつつあるが、それゆえにダイレクトな緊張感が筋金入りエンスーにはたまらない。
14位 マクラーレン570S(570スパイダー、570GT、540C含む)
機械はハイテクだが、乗り味はロータスを大きく高級にしたようなダイレクト感。アストンやベントレーより間違いなく英国っぽいスーパーカー。
15位 アストン・マーティン・ヴァンティッジ
見事なまでに素直にカッコよく、現代的で、基本フ ィジカル能力の高いスーパーFRスポーツ。AMG 製V8も乗り味にピタリとマッチして音もいい。
16位 プジョー508
ある意味で旧式ジャンルのDセグメント・サルーンで、まだこれだけの新しい挑戦ができることを示した好例。乗り心地もまさにモダン・フレンチ。
17位 スズキ・スイフト(スイフト・スポーツ含む)
スイフト・スポーツは今の日本で、もっとも安価にアドレナリンを分泌できる遊びグルマだ。軽量ボディと大トルク・エンジンの組み合わせが絶妙。
18位 アバルト595&595C
小生意気に速いジャジャ馬スモール。エンジン音がたまらないコンペティツィオーネや落ち着いた操縦性が売りの「C」など、各グレードに個性もある。
19位 シトロエンC3
優しさと小気味よさと前衛が融合したデザインとメカニズム。元ルノーのカルロス・タバレス率いるPSAがついに見つけたシトロエンの生きる道。
20位 ジープ・レネゲード
イタリア生産だからか乗り味は明確に欧州風味で、車両感覚も抜群のパッケージ。シャレたSUVであると同時に、世界屈指の秀逸なコンパクト・カー。
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