うまく基準が定まらなかったので先にキーを打つ手に任せて思うがまま選んでみた。結果、年をとるにつれ強まる日本車を応援する気持ちがにじみ出ている。つまりまだまだ欧米車の方がHOTだということなのだろう。
多分電制アクティブ・スタビのおかげでターンパイクを異次元のスムーズさ、速さで駆け上がることができる。かつゆっくり走れば極上の乗り心地。
2位 ジャガーIペイス
ライフサイクル全体でCO2排出量が少ないのかどうかといったマクロ視点では課題を残すが、個人レベルで考えるとEV、特にIペイスは既に最高。
3位 プジョー508セダン
古いプジョー・オーナーには悪いが最新世代は別物。ソフトな乗り心地至上主義の人にはもう評価されないかもしれないが、代わりに得たもの多数。
4位 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ
ウルトラ・クイックなハンドリングだけでなく、美しいと感じた後、二度違う角度から見ると微妙だったりする七変化スタイリングもまた魅力的。
5位 BMW3シリーズ・セダン
走る曲がる止まるがいつも通り素晴らしいのに加え、ハンズオフ可能なACCが今夏より備わると聞いて期待大。もう買った人もアップデート可能。
6位 ボルボV60(クロスカントリー含む)
新世代の車台の使い方がこなれて乗り心地はV90より良好。日本でベストのサイズ。ディーゼルがないのは残念だが、それ以外に死角なし。
7位 ジープ・ラングラー
新型Gクラスも次期ディフェンダーもそろって文化的になるなか、このモデルはフレーム・シャシー+前後リジッド車軸を維持し〝らしさ〞を残した。
8位 トヨタRAV4
乗り心地がよい。新世代プラットフォーム「TNGA」はSUVにも効果的であるということを証明した。よく曲がる4WDシステムも悪くない。
9位 アウディQ5(SQ5を含む)
ガソリンQ5にはなんの印象もないが、追加されたTDIモデルの静粛性と制振性には驚かされた。ここまで洗練されたディーゼルができるとは。
10位 メルセデス・ベンツSクラス・セダン(AMG S63/S65を除く)
S400dは1138万円と高いが、最先端の先進安全技術をはじめとしたフル装備と340hp、700Nmという動力性能を考えれば安い。
11位 メルセデス・ベンツCクラス・セダン(AMG C43を含む、AMG C63を除く)
近い将来の乗用車の中心的技術となるモーター兼発電機のBSGを組み合わせた1.5リッター直4ターボ過給エンジンは日本の交通環境にベスト。
12位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、グランスポーツ、Z06含む)
終盤はどんどん本格的なスーパースポーツになっていったコルベット。次期型はミッドシップらしいがどうかアメ車らしさを失わないでほしい。
13位 マクラーレン570S(570スパイダー、570GT、540C含む)
ロードカーを本格生産し始めてまだ日が浅いにもかかわらず、すぐにフェラーリに比肩する実力と魅力を盛り込んでくるとは恐れ入る。
14位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
間もなく登場から1年。街中で見かける機会が増えた新型だが、まだ見飽きないということはやはり普遍的でよいデザインだったということだろう。
15位 ホンダ・クラリティ(PHEV含む)
第一印象は最悪だったが、電動車として極めて真っ当な走りが備わっているとわかると不思議なもので、あのキテレツ・スタイルさえよく見えてくる。
16位 三菱デリカD:5
大胆デザインと悪路走破性の高さが話題だが、本分であるミニバンとしての性能がきちんと確保されている真っ当なマルチパーパス・カー。
17位 ランドローバー・ディスカバリー
長年日本のユーザーが待ち望んでいた3ℓV6ディーゼル・エンジンがラインアップされたことで、ほぼ唯一の欠点だった燃費の悪さが帳消しに。
18位 日産リーフ(リーフ・ニスモ含む)
相変わらずスタイルはイマイチだが、走らせると1000万円級のラグジュアリーEVに劣らぬモーター駆動車の本質的魅力を味わえる。
19位 三菱アウトランダー(PHEV含む)
現代と未来の架け橋的な存在。500万円以内でここまで次世代感、未来感を味わうことができるクルマは世界のどこを探しても他にない。
20位 マツダ・ロードスター(RF、NR-A含む)
30年前に出た初代以来何ひとつ新しい提案はないが、30年経ってもまだこれより走らせて楽しいクルマは出てこない。
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