「ロイヤル オーク」はジェラルド・ジェンタのデザインにより1972年に誕生したラグジュアリースポーツウォッチのパイオニア。これはそのオリジナルの忠実な復刻作だ。自動巻き、ステンレススティール、ケース直径39㎜、50m防水。税別260万円。
時代を超えて変わることのない名作。いわゆる永世定番は、きっと22世紀にも多く遺るだろう。しかし永世定番といわれつつ、本当に不変なものなどほとんどない。たいていの時計はモデルチェンジしてしまっているのだ。でもそんな中、ほぼ唯一、まったく変わっていないのが、この「ロイヤル オーク」。時計デザインに大きな足跡を残した巨匠ジェラルド・ジェンタがデザインしたオリジナルと、ほとんど完璧に同じままなのだ。
そしてその重要なポイントが自社製ムーブメント「Cal.2121」。これも時代を超えた名作で、同機を搭載することで、オリジナルのデザインが継承できるのだ。実際、後継機の「Cal.3120」や最新の「Cal.4302」ではケースが厚くなったりベゼルが細くなったりとプロポーションが変わってしまう。だが「ロイヤル オーク」は、ジェンタのデザインが名作の所以の大きなひとつなのだから、それではダメ。「ロイヤル オーク」は「Cal.2121」と併せて永世定番なのだ。
よって22世紀には、ぜひとも「Cal.2121」搭載の「ロイヤル オーク」を遺してほしい。そうして時計史に残る名デザインを22世紀にもそのまま味わってほしい。それが「ロイヤル オーク」好きの、ジェラルド・ジェンタ好きの、筆者の希望だ。
ふくだ・ゆたか
ファッション、時計、クルマなど男のライフスタイル全般について執筆するライター&編集者。音楽、特に大のロック好きで、インスタグラムで絶賛紹介中。
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