2019.12.31

CARS

電気時代をどう生き抜くか?  8代目となる新型ゴルフがドイツでデビュー

身内に同じサイズの電気自動車、ID.3が誕生した今、欧州のベストセラーは今後、どのような展開をみせるのだろうか。


2019年10月に8代目フォルクスワーゲン・ゴルフが発表された。本来ならフランクフルト・モーターショーで大々的にお披露目されてもよかったはずだが、同時期にデビューしたフォルクスワーゲン肝煎りの電気自動車、ID.3を際立たせるため、残念ながらショーには姿を見せず。1ヵ月遅れての登場となった。


スタイリングはキープ・コンセプト。ひと目でゴルフとわかるデザインを踏襲している。特徴的なCピラーの形状もそのままだ。ただし、ヘッドライトが低く、そして薄くなったため、先代よりも精悍に見える。ボディ・サイズは全長4284×全幅1789×全高1456㎜、ホイールベースは2636㎜。先代と比べると約10㎜長く、10㎜狭く、25㎜低い。逆にガラリと変わったのが内装だ。2つの大型液晶パネルを持つインパネは、各種操作の多くを中央にあるタッチパネル式の画面に集約することで、スイッチがかなり減り、スッキリとしたデザインになった。なお、メルセデスやBMW同様、音声認識装置も備わる。



機能面のトピックはエンジン。1.0ℓ直3ターボと1.5ℓ直4ターボに48Vのマイルド・ハイブリッド仕様が追加された。そのほかに2種類のプラグイン・ハイブリッドを含め、出力違いまで含めると全部で5つのハイブリッドが用意される。もちろん、これまでのガソリンやディーゼルも健在だ。プラットフォームはMQBの進化型となる。欧州では12月から納車を開始。日本はおそらく2020年の後半になるだろう。


文=新井一樹(ENGINE編集部)


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