■福留亮司PICK UP!■
エッジをきかせたスクエア型のケース、ケース側面からラグへのなだらかな曲線と、パリの幾何学的な美意識が息づいたエレガンスウォッチ。新開発のクォーツが搭載され、ケース厚は7.3mmの薄さ。クォーツ、ステンレススティール38×27.5mm、3気圧防水。税別37万円。
ちょっと時計に詳しい人は、モデルを選ぶときに、まず機械式であることを前提とする傾向がある。とくに男性は。歴史ある機械式が正統で、それ以外は邪道的な扱いをする人も多い。かく言う筆者もその傾向にあったことは否めない。
そんななか、2019年はクォーツ時計に惹かれるモデルがあった。この2019年といえば、クォーツ時計が初めて発売されてから50周年にあたるので、セイコーから何か面白いものが出るかな、くらいに思っていたのだが、なんとカルティエから魅力的なクォーツウォッチが登場したのだ。「サントス デュモン」がそれで、なかでも小さなSMがよかった。オリジナルを継承しており、これまでならメカのムーブメントが搭載されていたであろうデザインだ。
新開発のクォーツ・ムーブメントは、消費電力を抑えた画期的なもので、約6年間にわたって高精度で連続作動する長寿命化を実現している。実際に周りの男性からも、この時計を評価する声は多い。やっと男性も機械式の呪縛から解放され、ホントにいいと思えるモデルを選ぶ時代になったようだ。だから作り手にも、もっと自由な発想での制作を期待したい。
福留亮司(ふくとめ・りょうじ)
ライフスタイル誌編集者を経てフリーに。主に時計、ファッション、クルマの記事を執筆している。近年は老眼が進み、シンプルな2針、3針時計にしか眼がいかない。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.04.05
CARS
見た目も中身も大きく生まれ変わった「MINI ジョン・クーパー・ワ…
PR | 2024.04.04
WATCHES
カール F. ブヘラから日本限定88本のヴィンテージ感あふれるクロ…
2024.04.09
CARS
ライバルはメルセデスAMG G63 ディフェンダー史上最強モデルと…
PR | 2024.03.22
LIFESTYLE
「自分好みに育てるソファ」 カッシーナがセルヴィッジデニムで作った…
PR | 2024.03.28
CARS
クルマ好きが集う、秘密基地を訪ねる(後篇)
2024.04.10
WATCHES
これぞ、エレガンスの極み! ディオールの名作時計「シフル ルージュ…
advertisement
2024.04.13
清水草一が乗るちょっと古いクルマ、フェラーリ328 GTS(1989年型) もう速さには意味はない? おれのロマンはここにある!
2024.04.09
ライバルはメルセデスAMG G63 ディフェンダー史上最強モデルとなる「オクタ」が受注開始
2024.04.12
こんな時計、知ってましたか? 旧車ファン垂涎!?の、アナログ感が最高! 「大塚ローテック 6号」は国産ドライバーズ・ウォッチの注目モデル
2024.04.15
藤野太一が乗るちょっと古いクルマ、ポルシェ911カレラ(2010年型) “中古車探しはお宝探し” 憧れだったクルマに乗れるのがいいところ!
2024.04.15
GT-Rニスモよりお買い得!? メルセデス・スポーツ・モデルの頂点、新型AMG GTが日本上陸