2020.03.20

CARS

アウディ SQ2×大井貴之 「抜群の仕上がり 」

ENGINE4月号は『ENGINE輸入車大試乗会2020』。人気のジャーナリストが、2020年話題の輸入車をどう見て、触って、乗って、感じたのかをスペシャル動画でお伝えします。

アウディ SQ2とは、どんなクルマ?

いまのところアウディの製品ラインナップのなかで、SUVとしては最小モデルとなるのがQ2だ。SQ2はその名称が示すとおり、高性能モデルのSモデルである。欧州Cセグメント・ハッチバックと変わらぬ外寸に300psを発揮する2リッターターボ過給4気筒エンジンを押し込んでいる。変速機はデュアル・クラッチ式の7段自動MTで、駆動力を4輪に振り分けるクワトロ4WDを備える。全長×全幅×全高=4220×1800×1525㎜。ホイールベース=2595㎜。車両重量=1570㎏。荷室容量=355ℓ(VDA測定法)。車両価格は599万円(税込)。


大井貴之の意見! 抜群の仕上がり

Q8と同じように直線的で幅広なCピラーによってシャープな印象に仕上げられたQ2は、全長4.2mというアウディで最も小型のSUV。トランク・スペースは小さいが、後席にも充分なスペースを持っている。これに300psを発生する2リッターターボ過給エンジンを搭載した4WDモデルがこのSQ2だ。



最近のアウディのスポーツ・モデルは結構足が硬い印象なのだが、SQ2は穏やか。試乗車はオプションの19インチ・タイヤを装着していたからハード目ではあるものの、スポーツ・モデルであることを主張する乗り味ではない。ところが、このテイストがワインディング路で真価を発揮。直進性抜群! ブレーキのコントロール性も良い。何よりステアリングの切り始めの応答が穏やかでありながら速やかにコーナリング姿勢に入る気持ちいい仕上がり。ハイペースでワインディング路を走り続けても疲れないタイプ。以前に試乗したA4アバントのクアトロに似たテイストだ。4人乗って遠出をするにはラゲッジ・スペースが足りないが、普段乗るなら抜群です。


(ENGINE2020年4月号)

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