とくに印象的なのはサファイアを駆使したケースやブレスレットの透明感とバゲットカット・ダイヤモンドの贅沢な輝きが見る者を圧倒する「J12 X-RAY」。また、ホワイトとブラックによる目を疑うようなバイカラーに遊び心が弾ける「J12 パラドックス」の面白さも格別だ。まさに独創性に長け、素材に精通したシャネルの離れ技。いずれもラグジュアリーウォッチの新手法として注目されること間違いなしだ。


シャネルが手掛けると、スケルトンも非凡に。ダイアル、ケース、ブレスレットをすべてサファイアで作り、その透明感は抜群。さらにホワイトゴールドのベゼルにセットされた46個のバゲットカット・ダイヤモンドが透明感を贅沢に引き立てる。素材の加工技術の点でも究極だ。手巻き。ケース直径38㎜、30m防水。世界限定12本。税別6810万円。


ブレスレットを含む左側がブラックセラミックで、右側には接合されたホワイトゴールドにバゲットカット・ダイヤモンドをセットした豪華なジュエリーウォッチというバイカラーのデザインも技術も驚異の新作。20周年を記念して世界限定20本。自動巻き、COSC認定クロノメーター、パワーリザーブ約70時間。高耐性ブラックセラミック&ホワイトゴールド、ケース直径38㎜、50m防水。税別予価2090万円。秋以降発売予定。

ホワイトにブラックを寸分たがわず合体したセラミックのユニークなバイカラーは、シャネルのアイコンカラーへのオマージュ。自動巻き、COSC認定クロノメーター、パワーリザーブ約70時間。高耐性ホワイト&ブラックセラミック&ステンレススティール、ケース直径38㎜、50m防水。税別予価86万5000円。秋以降発売予定。
目を疑ったのがホワイトセラミックのモデルの一部をすぱっと切り取ってブラックセラミックを接ぎ合したような「J12 パラドックス」。バイカラーの白黒が逆で、白い部分はダイヤモンドのジュエリーウォッチというモデルはさらに凝っている。シャネルのクリエイティビティはもう「すごい」としか言いようがない。
3本とも一目見ただけで、ワクワクするデザイン! 異なる素材をベゼルに採用するJ12はこれまでも存在したが、2つの素材を縦にレイアウトして接合するとは…。その卓越したセンスはまさに唯一無二と言えるだろう。ダイヤベゼル&サファイアのケースといい、これぞシャネルの真骨頂と言うべき、贅沢な遊び心ある仕上がりだ。
文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
(ENGINE2020年6月号)
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