2020.06.23

WATCHES

ENGINE編集部が推す、2020年新作時計|ラドー

RADO/見渡せばグリーンまたグリーン、リフレッシュを図るラドー

今年のラドーは、「Feel It !」という新しいブランドキャンペーンを掲げた。独創的なデザインや革新的なハイテクセラミックスに代表されるラドーの個性などをファンに実感してもらう活動を展開していくという趣旨らしい。その象徴的な色がグリーンである。ヴィンテージスタイルの「キャプテン クック」や「ゴールデンホース」、モダンで都会的な「ハイパークローム」、そして「トゥルー」に加わった最新のオープンハートモデルまで、各コレクションの新作にグリーンを用い、新鮮なイメージを行き渡らせる。それぞれ異なるグリーンの色合も目を楽しませる。



キャプテン クック オートマティック ブロンズ

1962年のオリジナルをもとに現代的なアレンジを加えた同モデルの新作は、ブロンズケースとグリーンダイアルに肉厚なレザーストラップを合わせ、ミリタリーファッション的なトレンディ感を演出。自動巻き、パワーリザーブ最大80時間。ケース直径42㎜、30気圧防水。税別26万円。


 


トゥルー シークレット オートマティック

ポリッシュ仕上げのプラズマ ハイテクセラミックスによるモノブロック構造のケースにグリーンダイアルをセット。グリーンのグラデーションとともにメカの核心部に視線を集めるミニマムなデザインが絶妙だ。自動巻き、パワーリザーブ最大80時間。ケース直径40㎜、5気圧防水。税別20万円。


 


時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た!

今回用いられたグリーンは、新鮮で若々しいイメージとともに自然やエコ、サスティナブルなどさまざまなものを連想させる。グリーンとミニマムデザインを組み合わせた「ト ゥルー シークレット」、ブロンズと組み合わせた「キャプテン クック」はとくに色彩効果が抜群だ。


ENGINE編集部・前田清輝はこう見た!

時代に先駆けてハイテクセラミックスをケースやブレスに採用してきたラドーだが、近年はそのカラー展開がますます充実している。そんな中、「トゥルー シークレット」のグラデーションがかったダイアルは、オープンハートから覗くムーブメントを意識したかのようで新鮮だ。


文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
(ENGINE2020年7・8月合併号)



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